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3年強勤めましたが
おすすめ度
★★★★★ ★★★★★
投稿日：2019/12/22
登録したきっかけは、大学新卒でフロア販売員（接客業）に就職したものの、残業が多かったり、不定休のため休日は文字通り寝て過ごすだけで精一杯。ノルマの数字も販売する商品も本来の販売の垣根を越え幅広く、「ここは何を売る店だ？」と辟易。有給も冠婚葬祭以外は全く取れず、「土日祝日休みの人のようにプライベートの時間を充実させたい」と思い、転職のために申し込みました。
結果受かり、就業先の環境にも恵まれて3年強勤めました。
交通費や厚生年金等、必要経費を抜くとざっと手取り14万円でした。（愛知県です。給与から天引きの預金もありません）
＜良い点＞ボーナスは年一回。手取り1ヶ月ぶんくらいです。有給も就業先で取りやすいかどうかですが、だいたい年10日くらいからスタートだった気がします。年間120日の休日数が就業先では少なかった場合（例えば公休が少なく年間108日しか公休がなかったり、等）給料として支給されます。（ちなみに質問するまでわかりませんでしたが、給与明細に「調整手当て」としか記載されておらず、何日ぶんの給料なのか、時給換算でいくらかはわかりません）
就業先の人間関係と環境にめぐまれていたので残業も繁忙月以外はほとんどなく、定時で帰宅しプライベートの時間も確保できました。オンとオフ、持ち帰る仕事もなく、きっちり分けられました。
＜悪い点＞退職金はなし。これは就業規則にもしっかり書いてあります。「正社員」とうたって募集をかけているにしては変だな、と思いました。蓋をあけてみれば「無期限雇用」。基本は月給制ですが、遅刻や早退をするときっちり時間ぶんの時給が給与から天引きされます。フレックスタイムや午前・午後半休といった制度がないので、前もって予定をしていても「欠勤」とみなされじきゅうが天引きされます。全日休みを取るか、1日きっちり働くかですね。病院や銀行に行きたいから午前休みにして午後出勤、というと午前分の時給が引かれるわけです。
何より、「キャリアアップのため」のキャリアカウンセリングの面談が半年に最低2回あります。
「目標設定」と「半期を終えて振り返り」です。
・就業先の上司に目標設定を確認してもらう
・目標設定の評価をしてもらう
この2点がなかなか曲者で、忙しい上司の時間を割いてもらい、確認してもらうだけでなく実際に面談で話もしてもらいます。
決まって半期のはじまりと終わりなので、期初・期末という多忙をきわめる時期にキャリアカウンセラーがアポを取り就業先に面談にきます。なぜ忙しいこの時期に…と苛々がすごかったです。
また、事務職は他の職種と違い、目標設定がしにくかったです。営業職なら予算や数字で目標設定がしやすいですが、事務職は基本が受け身のルーチンワークで、あたらしい目標を設定しようとするとけっきょくは他の職種の勉強をしました。わたしの場合は営業事務のため、営業の仕事を勉強しどんな事務であれば営業が助かるか、と契約書類の不備チェックや、営業の売り上げ数字報告メールを部署に一斉送信など営業推進や契約事務センターの一翼を担うような事にも手を出していました。
3年ちょうど経った頃だったでしょうか、キャリアアップがあり1ヶ月の給与が五千円増えました。
これだけ頑張って、目標設定もして、何年も勤めてやっと五千円…
事務職としては恵まれているのでしょうか？正直、独身で実家暮らしだからこそ手取り14万円でもやっていけましたが、30歳のこれからやっていくには不安でしかありません。副業は就業規則上禁止ですので、事情を担当スタッフに説明して許可が降りれば可能だとは思いますが、あくまで例外対応になると思います。本社スタッフに話を通し…と許可がおりるまでに時間がかかるでしょう。
あと、就業先はなんだかんだいってえらべません。人材を募集する割合の多い都市部だったら選び放題なのかもしれませんが、地方になると「近い勤務地の就業先はありません」と、その勤務地を蹴ったら次にいつ就職できるのかわからない状況になります。「自宅通勤可能」で交通費支給が原則なので、通勤時間が1時間半を超える地域に就職は出来ませんし、住宅手当てはありません。
あくまで、「安定した派遣会社で働きたい」という方にオススメです。
わたしは、「未経験でも始められる事務職・正社員！」という謳い文句に惹かれ入社しましたので、一生このお仕事では給与の少なさと仕事内容に不満がありますので、退職して転職いたします。
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