最終更新日:2020/01/20
最終更新日:2020/01/20
さまざまな会社に行きスキルを磨いたり、自分の生活環境に合わせた働き方がしたい、また転職活動中のつなぎとして派遣の仕事を選ぶ人が増えています。しかし、派遣の仕事は1~3か月と短期間の仕事が多く、会社によっては派遣社員を社会保険などに加入させないというところもあります。
そのため、保険の問題で派遣に登録しようか迷う人がいますが、大手の派遣会社は比較的雇用環境が整っており、福利厚生も正社員のような扱いを行っていることが多いです。
派遣業界大手のテンプスタッフでは社会保険はもちろん、産休や育休など福利厚生制度がしっかり整っています。テンプスタッフに登録を考えているのなら、この記事でテンプスタッフの福利厚生についてチェックしておきましょう!
目次[開く]
ひと昔前までは、派遣というと有給休暇が取れない、保険に加入させてもらえないといった話もありましたが、近年は大手派遣会社を中心に、派遣社員にもきちんと福利厚生を付けている人材派遣会社が増えてきています。
その中でもテンプスタッフは、社会保険と有給や育休などの福利厚生がしっかりしているということで、利用者から人気が高いです。
福利厚生は正社員のみと思っていませんか?
実は、派遣社員でも一定条件を満たせば、健康保険や社会保険に加入できます。まず、それぞれの保険がどのような内容なのかを見てみましょう。
・健康保険
加入している本人および家族がケガや病気、出産などで医療が必要になったとき、医療費の給付や手当金が支給される保険です。
・厚生年金保険
「国民年金」とは別で、厚生年金は国民年金に上乗せされる年金保険です。65歳以上の満期になったとき、そしてケガ・病気で障害が残ったときや死亡した場合に、年金や一時金が支給されます。
・雇用保険
雇用保険は働く意思・能力がありながらも仕事が見つけられないときに、失業給付金を支給してもらえる制度ですが、失業給付金のための積立ではありません。
失業後にハローワークで認定されると、失業給付金を支給してもらうことができます。
この3つの保険は、正社員以外のパート・アルバイトや契約社員、そして派遣社員も条件を満たすことで加入可能です。テンプスタッフでは、派遣社員で福利厚生の作条件を次のように定めています。
テンプスタッフでの健康保険・厚生年金の加入資格は、公式サイトにて次のように記載があります。
1週間の所定労働時間が30時間以上および1ヶ月の所定労働日数が15日以上(雇用元の一般社員の4分の3以上)で2ヶ月を超える契約期間がある場合、加入いただきます。
https://www.tempstaff.co.jp/staff/benefit/insurance/
「派遣だと難しいのでは?」と思われがちですが、一定規模の派遣会社に登録し、週5日間フルタイムで働いていれば、基本的に加入できます。業種や派遣先の勤務時間によっては上記の条件に満たない場合がありますが、そのような場合は次の条件に当てはまれば健康保険・雇用保険に加入することができます。
- 1.1週間の所定労働時間が20時間以上
- 2.賃金の月額が88,000円以上
- 3.1年以上の雇用が見込まれる
- 4.厚生年金保険の被保険者数が501人以上の企業(所属会社毎に判断)で就業する
https://www.tempstaff.co.jp/staff/benefit/insurance/
雇用保険は、健康保険や厚生年金保険ほど条件は厳しくありません。勤務時間と日数がクリアできていればほとんどの方が加入することができます。
1週間の所定労働時間が20時間以上で31日以上の雇用が見込まれる場合、加入いただきます。
https://www.tempstaff.co.jp/staff/benefit/insurance/
どの保険も、雇用契約が済んだ仕事で加入条件を満たしていた場合に、テンプスタッフから個別に、加入についての連絡があります。指示があった場合は、年金手帳や雇用保険被保険者証といった必要書類と申請書を担当者に渡すと、加入手続きを行ってもらえます。
労働者災害補償保険は「労災保険」という通称で知られている保険です。通勤中・勤務中に事故や災害に遭ってケガや病気になり通院や療養したときに、療養補償や休業補償を受けることができます。
一般の企業でもこの労災保険に入っていないところは意外に多いのですが、テンプスタッフではきちんと労災保険に加入しているので安心して働くことができます。
労災保険を受けるためには、まず医師の診察が必要で、労災指定病院で無料診療を受けられます。それ以外の病院でも、一時的に費用を立て替えたうえで、手続きをすることで後から払い戻すこともできます。
まずはオフィスの担当者、そしてスタッフ専用窓口に連絡をして手続きを依頼しましょう。
労災保険を使用する場合、事故状況などを詳しく記載する必要があるので、事故当時のことはきちんとメモなどに取っておくことをおすすめします。
「派遣だから有給がない」、「有給はあるけど、派遣元から使用許可が出ない」といった話を聞くこともあるでしょう。テンプスタッフでは有給休暇もしっかりとついていますし、きちんと申請するば有給を使えます。
テンプスタッフでは有給付与条件を次のように定めています。
・就業開始から6ヶ月継続して勤務した登録スタッフの方に対して、勤務日数に応じた有給休暇を6ヶ月を超えた日に付与します。
https://www.tempstaff.co.jp/staff/benefit/insurance/
6ヵ月経過後は継続して勤務した1年ごとに所定日数が追加され、有効期間は2年となっています。
ただし、注意しなければならないのは、「パーソルグループ内での契約がない期間が連続して1か月」になってしまうと、有給休暇日数が消滅してしまう点です。長期雇用の場合は問題ないともいえますが、短期の派遣先でつないでいる人は雇用契約期間に空白がないようにしないと、気づいたら有給がなくなっていたということもあります。
有給休暇は当然ながら、パーソルグループと契約期間中のみ使用可能です。10日以上前に申請する場合は、MYページからの申請が可能ですが、申請日から近い日に申請する場合は担当オフィスへの連絡となります。
ただし、好き勝手に取れるのではなく、きちんと派遣先にも了承を得て業務に支障がない場合にのみ取得可能となっています。
また、派遣先との契約のある期間の就労日以外は有給として申請することができません。
的中率はかなり低いものの、民間の裁判員制度に選任されることがあるかもしれません。裁判院制度に選任されてしまった場合、裁判期間中は仕事を休むことになるので、それで会社と揉めてしまう人も中に入るようです。
テンプスタッフではいち早く、裁判員制度のための特別有給休暇にも対応しています。
正社員でも、会社によっては育児休暇や介護休暇を取得しにくい雰囲気があることも。しかし、テンプスタッフでは産前産後の休暇はもちろん、育休・介護休暇もしっかりと設定されており、きちんと取得できます。
ただし、産休・育休を取得している人は、長期雇用で現場やテンプスタッフとの間に信頼関係ができている・頼りにされている人が多いようです。育休目当てで短期間の雇用契約で申請しても、通るのは難しいだけでなく、信用をなくしかねないので注意しましょう。
出産や育児にする休暇には産前・産後の休暇となる「産休」と、生まれたばかりの乳幼児の世話をするための「育休」の2つがあります。
・産前・産後の休暇
産前は6週、産後は8週まで休暇取得が可能です。
・育児休暇
出産した子どもが1歳になる日まで、育児休暇を取ることができます。さらに、保育園などの預け入れ先が見つからないときは、1歳6ヵ月まで延長可能!それでも見つからない場合は最長で2歳まで延長してもらうことができます。
産前・産後や育児休暇の申請にあたっては、きちんと派遣先とも話し合ったうえで、担当オフィスに申請しましょう。
保育園や幼稚園などの入園申込には、「雇用証明書」が必要になります。テンプスタッフでは雇用証明書の発行にも対応しています。
介護休暇は93日と決まっており、要介護状態の家族1人に対し、最大3回に分けて介護休暇を申請できます。しかし、就業から一年以上などの条件があることや、現場との契約内容などによって取得できるかが変わってくるので、介護休暇目的でテンプスタッフに登録しても申請が通らない場合があります。
介護保険の取得は就業中であればだれでも申請可能ですが、下記のような条件が定められています。
・就業してから1年以上
・1週間あたり3日以上の労働日数がある
公式サイトでは詳細な明記はされていませんが、一定期間までに申請することで、1回だけ介護休暇の期間を延長することが可能です。ただし、契約先との雇用条件なども関係してくるので、申請に関しては担当オフィスへ連絡して相談する形になっています。
派遣社員の場合、中小派遣会社などでは健康診断を受けられないことがあります。しかし、テンプスタッフでは一定条件を満たせば定期健康診断を受けることが可能です。
対象者へは郵送で連絡が届くようになっており、実施期間中はスタッフページのお知らせに情報が掲載されます。
こちらも一定条件を満たした方限定ですが、年に一度ストレスチェックを行っています。こちらは対象者にはメールか郵送で連絡が行くようになっています。
今回はテンプスタッフの福利厚生について解説してきました。
産休や育休・介護休暇といった基本的なものから、裁判員制度にまで対応しており、実際に働いている人のことを考えて福利厚生が整えられていることがおわかりになりましたでしょうか。
短期間での契約では難しいという一面はありますが、長期派遣や短期でも間をあけず連続してテンプスタッフ経由で働いている場合は、こういった福利厚生を利用できます。
福利厚生がしっかりした派遣会社で働きたいという人は、ぜひテンプスタッフの利用を検討してみましょう。
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