最終更新日:2019/11/29
最終更新日:2019/11/29
主婦の皆さんは、家事や育児と両立できる働き方について悩んだことはありませんか?
「主婦がどう働くか」というテーマは、 結婚・出産を経てライフスタイルが大きく変わった女性にとって共通の悩みでしょう。
現代は共働きが当たり前の時代ですが、出産を機に働きたくても仕事をできなくなった人も多くいます。
その後、子育てに余裕ができて「もう一度働きたいな」と思ったとき、どんな雇用形態(働き方)が最適だろう…と悩んだ人もいるでしょう。
今日はそんなお悩みに、ある解答をご紹介します。
主婦の代表的な働き方は、パートと派遣の2つです。
その中でも、皆さんにおすすめしたい働き方は「派遣」です!
今回は、パートと比較しながら派遣にスポットを当て、メリットやデメリットを含めて解説します。
目次[開く]
あなたの周りにも、派遣で働いている主婦はいませんか?
なぜ派遣で働くのか、それは主婦にとって働きやすい雇用形態だからです。
とはいえ、主婦といっても、自身や子どもの年齢で状況が異なりますよね。今回は、20~30代(子どもが小学生未満)と、40代(子どもが小・中学生以上)の2ケースで想定し、説明してきましょう。
子を持つ主婦にとって、家事と育児は避けてとおれません。特に、20~30代で未就学児の子どもを持つ主婦は、子どもに手がかかるので忙しく、1日があっという間に過ぎてしまいます。
そんな人こそ、派遣の仕事はぴったりです。なぜなら、派遣は、あなたの希望する条件を派遣会社に伝えることで、その条件に見合った仕事を紹介してくれるからです。
多忙でも派遣会社に登録していれば、派遣会社から仕事を紹介されるため、極端ではありますが、あなたがせかせかと仕事を探す必要はありません。
一方、パートなどの直雇用で働く場合は、基本的に自ら仕事を探し、履歴書などを作成して応募しなければなりません。
派遣は、全て派遣会社が段取りしてくれるため、あなたの手間を取らせないのです。
また、あなたが家庭の事情で残業できなければ、事前に条件として伝えると、のちのちトラブルになることはありません。
派遣会社と派遣先が「家庭優先で働くことに理解してくれる」のが、派遣で働くメリットなのです。
派遣会社には勤務可能な時間帯や、家庭の事情で場合によっては早退・休暇の可能性があるなど、自身の状況をしっかりと正直に伝えておきましょう。
あなたが働きやすくするためには、あなた自身が条件を明確にすることが大切です。
最初に条件を提示したうえで、日常業務では迷惑をかけないように努力しつつ、いざというときに理解してもらえるようにしておくことが必要です。
では次に、40代の主婦が派遣で働くメリットを考えてみましょう。
40代の主婦の多くは、子供も小学生や中学生などに成長し、かつてほど育児に手がかからなくなります。
子どもの保育園や幼稚園への送り迎えがなくなるので、時間に少しゆとりができる人もいるでしょう。
そのため、これまでは時短や残業なしでしか働けなかった20~30代の時と違い、フルタイム勤務や多少の残業なら対応可能といった働き方に変わるかもしれません。
フルタイム勤務での働き方は、独身時代のような仕事へのやりがいをより感じやすいでしょう。
また、もう一つメリットがあります。それは「正社員」になれるチャンスがあることです!
派遣社員から正社員を目指すのは、大きな可能性はあります。「年齢がちょっと…」と難しく考える必要はありません。
あなたが企業の採用担当者ならどうでしょう?20~30代の育児中心の主婦と、育児が落ち着いた融通の利く40代の主婦なら、後者を望む企業は意外とあるのです。
派遣で働きながら正社員を目指すのには、2つのおすすめ理由があります。
ひとつは、仕事のブランクがあっても、派遣から仕事に慣れることができること。
もうひとつは、あなたの評価が高ければ、派遣先で直接雇用に変わる可能性があるからです。
派遣先企業も、人柄を含め何もわからない人材を雇うより、これまで仕事で貢献してくれている派遣社員を直接雇用したほうがリスクは少ないと考えます。
正社員になれば、当然ながら派遣社員の時以上にモチベーションは上がりますよね。
また、今の派遣先企業ではなく、正社員として働きたい企業にまずは派遣社員として働く「紹介予定派遣」の道もあります。
もちろん、家庭中心の生活をしたい場合でも、残業なし・時短勤務・扶養内などの希望条件の派遣の仕事を紹介してもらうこともできます。
このように、40代の主婦にも派遣で働くメリットがあるというわけです。
主婦が派遣で働く場合はメリットばかりでなく、デメリットも存在します。解説していきましょう。
デメリットの一つに、仕事に注力し続けられないことによる”モチベーション維持の難しさ”が挙げられます。
やはり独身の頃とは違い、多くの主婦の中心は仕事ではなく家事や子育てが中心だからです。
特に20~30代の主婦は、子供の送り迎えなどの時間が気になり、仕事に集中できずミスを起こしたり、子どもの体調不良などで急に休んだりすることがあります。
ミスや残した仕事を周りの社員や他の派遣社員にカバーしてもらうこともあるため、あなた自身が凹んでしまうこともあるでしょう。
派遣先だけでなく、派遣会社の担当営業からも注意されてしまう、なんてこともあるかもしれません。そうなると、周りに申し訳なくなり、モチベーションが下がることも…。
でも、だからこそ、そんなときは派遣会社の担当営業に相談してください。悩んでいるときに相談できるのが、派遣の働き方のよいところです。
また、日々の限られた時間の中で工夫や努力を積み重ねることが、派遣先との関係性をよくし、モチベーションも維持できるコツです。
仕事のレベルアップは、派遣先のためだけだけでなく、自身のモチベーションアップにもつながること、覚えておいてくださいね。
派遣の仕事は、パートと比べてときに融通が利きにくいデメリットがあります。
【パートの場合】
パートの仕事の多くは、飲食店や工場勤務ですが、融通が利きやすいのが特徴です。
例えば「急に子供が熱を出したがら、今日のシフトを代わってもらえませんか?」などと同じ職場のパート仲間に相談できます。
【派遣の場合】
派遣の場合は、パートほど融通は利きません。
そもそも派遣の多くはシフトではなく固定された勤務日時がありますので、あなたの代わりがいないのです。
派遣先に事情を伝えれば了承してもらえるでしょう。しかしお休みが続くと、派遣先が了承しているとはいえ、立場は悪くなるでしょう。
派遣先・派遣会社・自分自身の3者の関係性があるから、よけいに休むことに気後れしてしまうのです。
メリット・デメリットどちらを踏まえても、やはり主婦に派遣をおすすめしたい理由は、派遣会社に充実した主婦向けのサービスが増えてきたからです。
最近では、大手派遣会社を始め、主婦層をターゲットとした数々のサービスがあります。
例えば、ベビーシッターや家事代行などの割引サービスや、子連れOKの主婦向け復職ガイダンスなど、多種多様なサービスが充実しています。
その他には、同じ境遇(育児)の派遣社員がいる派遣先で働けるなど、安心して就業できる派遣会社ならではの配慮があります。
パートではそのようなサービスはなかなかありません。
派遣会社によって主婦向けのサービスは異なりますので、事前にしっかりと派遣会社に確認しておくのがおすすめです。
現代は人手不足が深刻化しています。その影響から、今後も主婦向けの派遣需要が見込まれています。
派遣会社としても、主婦の皆さんにもぜひ働いてほしい!と考えています。
だからこそ、今後も主婦が働きやすい職場環境の構築や主婦向けのサービスを拡大していくことが予想されるでしょう。
いま、パートでなく派遣として働くのは、主婦にとっておすすめのタイミングです。
ぜひ、家事や子育てとのバランスを見極めつつ、あなたの条件と合った派遣会社と派遣先を見つけてください。
主婦だから仕事がなかなか見つからない、と後ろ向きになる必要は決してありません。
「派遣」と「主婦」は、お互いに必要としている関係性だからです。
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