有期雇用派遣と無期雇用派遣の違いは?メリット・デメリットも解説

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最終更新日:2020/03/16

この記事を読んでいるということは、

「有期雇用派遣と無期雇用派遣の違いって何?」

「有期雇用派遣と無期雇用派遣どちらで働く方がいいの?」

という疑問をお持ちの方が多いのではないでしょうか?

 

派遣社員には有期雇用派遣と無期雇用派遣という働き方があります。

期間の定めがあるかどうかという違いがあるのはわかると思いますが、この2つの違いはそれだけではありません。

 

本記事では、有期雇用契約と無期雇用契約の違いや双方のメリット・デメリットについて解説していきます。

具体的には、大きく

  • 有期雇用派遣とは
  • 無期雇用派遣とは
  • 有期雇用派遣のメリット・デメリット
  • 有期雇用派遣で働くには

の順番で解説していきます。

 

この記事を読めば有期雇用派遣と無期雇用派遣の違いがわかるようになり、自分がどちらの働き方を選べばいいかわかるようになります。

目次[開く]

有期雇用派遣とは?

有期雇用派遣とは、多くの人が想像する派遣社員の形態であり、雇用期間があらかじめ定められている派遣形態です。

3ヶ月などの単位で契約し、派遣先と派遣社員が双方とも契約を延長したいとなれば契約を更新することで同じ派遣先で働くことができます。 

有期雇用派遣は多くの場合が登録型派遣を意味しており、派遣先が決まってから派遣会社と雇用契約を結びます。

 

特定有期雇用派遣労働者の定義とは?

2015年9月30日に施行された改正派遣法では派遣社員に関する大幅な改正が行われました。

その中で明記されたのが「特定有期雇用派遣労働者」です。

 

特定有期雇用労働者とは?
特定有期雇用派遣労働者とは、「派遣先の事業所その他派遣就業の場所における同一の組織単位の業務について、継続して1年以上の期間派遣労働者として就業する見込みがある有期雇用派遣労働者であって、予定されて いる派遣期間終了後も引き続き就業することを希望している者」のことです。

 この改正派遣法で特定有期雇用派遣労働者に対して派遣会社は雇用安定措置を取らなければならなくなりました。

 

また、雇用安定措置とは以下の通りです。

雇用安定措置とは?
  • 派遣先への直接雇用の依頼
  • 新たな就業機会(派遣先)への提供
  • 派遣労働以外の無期雇用労働者としての雇用機会の確保とその機会の提供
  • 教育訓練その他雇用の安定を図るための必要な措置

 

有期雇用で5年以上働くと無期雇用派遣に転換される

2015年の派遣法の改正で3年ルールと共に大きく変わったのが「無期転換ルール」です。

無期転換ルールとは?
「有期労働契約が更新されて通算5年を超えたときは、労働者の申込みにより、期間の定めのない労働契約(無期労働契約)に転換できるルール」です。

 

無期転換ルールの適用要件

 

無期転換ルールが適用される有期雇用労働契約者とは、パートやアルバイト、契約社員、派遣社員などです。派遣社員は派遣先が変わっているのは問題ありませんが、派遣会社は同一である必要があります。

無期転換ルールの適用要件とは?
  • 同じ企業と契約している
  • 有期労働契約が通算して5年を超えている
  • 1回以上契約を更新している

 

これらの条件を満たす場合には、希望すれば無期雇用派遣に移行することができます。

細かい条件については登録している派遣会社に聞いてみましょう。

 

無期雇用派遣とは?

無期雇用派遣とは、労働期間が定められていない派遣社員のことです。

派遣会社と雇用契約を結んだうえで派遣先が見つかっていない待機期間でも給料をもらうことができます。

常に給料をもらうことができますが、自分の都合で待機期間を延ばすことはできません。

 

これだけ聞いていると正社員と同じではないのかと感じるかもしれませんが、正社員とは全くの別物です。

正社員の雇用主は勤務先企業ですが、無期雇用派遣社員の雇用主は派遣会社であり、勤務先企業から見れば外部スタッフでしかありません。

 

有期雇用派遣のメリット

有期雇用派遣のメリットはなんといっても「自分の都合に合わせて働ける」ということです。 

このメリットについて詳しくみていきましょう。

 

自分の都合に合わせて働ける

自分の都合に合わせて働ける、本当にそんな働き方ができるのかと思う人もいるでしょう。

もちろん全てが自分の思い通りというわけではありません。

しかし、自分の都合を優先させることはできます。

 

希望できる条件
  • 職種
  • 勤務地
  • 待機時間

 

派遣会社の営業担当者に職種や勤務地の希望を伝えると、その希望に近いものを紹介してもらえます。

そして、紹介されたものが自分の希望と違うと感じれば断って別の派遣先を紹介してもらうこともできます。

 

また、待機時間も自分の都合に合わせることができるので、数ヶ月仕事につかない状態でも問題ありません。 

よって、待機期間中に旅行に行ったり趣味や勉強の時間に充てることもできます。

 

有期雇用派遣のデメリット

自分の都合に合わせて働けるというメリットがある有期雇用派遣ですが、デメリットもあります。

有期雇用派遣のデメリット
  • 3ヶ月更新がある
  • 派遣先を探す手間がある
  • 交通費を支給されないことが多い
有期雇用派遣のデメリットについて詳しくみていきましょう。

 

3ヶ月更新がある

有期雇用派遣の場合は、多くの場合で3ヶ月ごとに派遣先との契約更新があります。

派遣社員が更新を希望していても、派遣先が更新を希望しなければそのまま契約は終了してしまいます。

 

そうなれば新たな派遣先を探さなければならず、早く見つけることができなければ収入は途絶えてしまいます。

また有期雇用派遣では待機期間中は給料が支払われないため、生活が不安定になってしまうでしょう。

更新はメリットになることもありますが、デメリットにもなってしまいます。

 

派遣先を探す手間がある

一つの派遣先との契約が終われば次の派遣先を探さなければなりません。

もし更新の度に契約を更新しなければ、その度に新たな派遣先を探すことになります。更新を1度もしないということはないでしょうが、それでも1~2年毎に派遣先を探すことになります。

 

これだけのスパンで勤務先を探すのはかなり面倒に感じます。

こういったことが苦でない人はいいのですが、面倒に思う人にとってはデメリットになります。

 

交通費を支給されないことがほとんど

有期雇用派遣ではほとんどの場合で交通費が支給されません。

そのため家から遠い勤務先になれば交通費がかかってしまい、それを給料から出さなければなりません。

 

有期雇用ではメリットとして勤務地も自分の希望の勤務先を探すことができます。

勤務地を自分の希望で選ぶことはできますが、憧れの勤務地があってもその場所が家から遠ければその分給料が減ってしまいます。

 

 

無期雇用派遣のメリットとデメリット

ここでは無期雇用のメリットとデメリットを振り返ってみます。

無期雇用のメリット
  • 同じ職場で働き続けることができる
  • 交通費が支給される場合がある

 

一方で無期雇用にもデメリットがあります。

無期雇用のデメリット
  • 給料が上がりにくい
  • 採用選考で落ちる可能性がある
  • 派遣先が選べない
  • スキルアップしづらい
無期雇用派遣で働くメリットやデメリットについて詳しく知りたい人は無期雇用派遣のデメリット・メリットとは?働き方の仕組みも徹底解説!をご参照ください。

 

有期雇用派遣で働くには?

有期雇用派遣で働くには、派遣会社で派遣登録を行うことで働けるようになります。

派遣会社によっては説明会や登録会がありますが、面接等はないので基本的に誰でも有期雇用派遣として働くことができます。

 

よって、まずは興味のある派遣会社に登録しましょう

「派遣会社が多くてどこを選べばいいのかわからない」という方は、大手派遣会社6社を比較!おすすめ人気ランキング&選び方を解説をご参照ください。

 

 

まとめ 

この記事では、無期雇用派遣と有期雇用派遣の違いをお伝えしていきました。

この記事をまとめると以下の通りです。 

 

まとめ
  • 無期雇用派遣のメリットは同じ職場で働き続けることができる
  • 無期雇用派遣のメリットは交通費が支給される場合がある
  • 無期雇用派遣のデメリットは給料が上がりにくい
  • 有期雇用派遣のメリットは派遣先の条件を伝えることができる
  • 有期雇用派遣のデメリットは何ヶ月に一回か更新がある

 

有期雇用派遣と無期雇用派遣の最も大きな違いは雇用期間の定めがあるかどうかですが、それ以外にも多くの違いがあります

有期雇用派遣と無期雇用派遣それぞれにメリットとデメリットがあります。

そういったそれぞれの特徴とメリットやデメリットを考慮したうえで、自分のライフスタイルに合わせてどちらの働き方がいいのか選択するようにしましょう。

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この記事を書いた人

派遣チェキ編集長
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元派遣業界人が、派遣業界に長くいた目線から、『派遣会社に騙されない』『賢く派遣社員として働くためのコンテンツ』を紹介していきます。Twitter(@haken_checkit)

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