最終更新日:2020/05/07
最終更新日:2020/05/07
この記事を読んでいるということは、
「高校生でも派遣スタッフとして働けるの?」
「高校生が派遣スタッフとして働くメリットはある?」
という疑問をお持ちの方が多いのではないでしょうか?
アルバイトをする高校生も多いですが、定期的にアルバイトをすることはできないという人もいます。
しかし、高校生でも派遣の登録をすることができれば、自分のライフスタイルに合わせて働きたいときに働くことも可能です。
この記事では、高校生でも派遣でバイトはできるのか、高校生が派遣を選ぶメリット・デメリットについて解説していきます。
具体的には、大きく
の順番で解説していきます。
この記事を読めば、高校生の派遣バイトの現場や高校生が派遣バイトを選ぶメリット・デメリットについて理解することができます。
目次[開く]
派遣社員は自分のライフスタイルに合わせて柔軟に働くことができるというメリットがあります。
しかし、正社員と比べると雇用が不安定である部分は否めません。
そんな派遣社員が弱い立場に付け込まれないように、派遣社員の権利を守るための法律が労働者派遣法です。
平成24年に労働者派遣法が改正されましたが、その中で日雇い派遣が原則禁止になりました。
日雇い派遣というのは1日だけのバイトではなく、30日以内の労働者派遣のことを指しています。
ただし、以下の業務であれば日雇いでも働くことができます。
ソフトウェア開発 |
機械設計 | 秘書 |
事務用機器操作 | 通訳・翻訳・速記 | ファイリング |
調査財務処理 | 取引文書作成 | デモンストレーション |
添乗 | 受付・案内 | 研究開発 |
広告デザイン | QAインストラクション | 書類等の制作・編集 |
事業の実地体制の企画・立案 | セールスエンジニアの営業 | 金融商品の営業 |
また、以上の業務以外でも下記の条件に当てはまる人であれば日雇い派遣として働くことができます。
この中の「雇用保険の適用を受けない学生」というのは「昼間部の学生」のことです。
通常、雇用保険では週の所定労働時間が20時間以上で継続して31日以上の雇用が見込まれる場合には被保険者となります。
しかし、適用除外となる場合もあり、「昼間部の学生」も雇用保険の適用除外者です。
そのため昼間部の学生であれば日雇いの派遣として働くことができます。
しかし、同じ学生であっても、昼間部でない以下のような学生は働き方によっては日雇いの派遣はできない場合があります。
前述したように、雇用保険の適用除外である高校生は派遣で働くことはできます。
ただし昼間部の学生でなければ日雇いの派遣としては働けない可能性が高くなります。
高校生でも派遣で働くことはできるのですが、高校生でもOKという派遣会社が少ないというのが現状です。
というのも、18歳未満でもOKという仕事がそもそもあまり多くはないので、派遣会社側も最初から受付不可としていることが多いようです。
なぜ高校生の仕事がそもそも多くないのかというと、18歳未満は法律上「年少者」にあたるためです。
年少者は労働基準法によって禁じられている職種があり、1日8時間、週に40時間を超える労働をさせることもできません。
そのため残業をさせることもできず、またこれらに違反すれば派遣先や派遣会社は罰せられてしまいます。
つまり、高校生は派遣会社としては扱いづらいということになります。
では高校生が派遣で働くのは難しいのでしょうか。
確かに高校生の派遣の仕事はあまり多くないのですが、有利な面もあります。
それは高校生であれば日雇い派遣の仕事ができるという点です。
日雇いの派遣は30日以内の派遣全てを言いますが、その中でも1回のみや週に数回のような単発派遣をおすすめします。
イベントスタッフはコンサートや期間限定の催し物などその期間だけ働くことができる単発派遣バイトです。
イベント会場の設営や会場の案内、交通警備などの仕事があります。
募集はイベントがある時のみですが、多くの人数を必要とするため狙い目です。
未経験でもOKであり、友達と一緒に応募することもできます。
コンビニバイトはそのコンビニごとにアルバイトを雇用していますが、人が足りない場合には単発の派遣を利用することがあります。
人が足りない時だけ働けばいいので面倒な人付き合いもなく、気軽にすることができます。
模試や資格試験などの試験監督のバイトで、試験がある日だけの単発です。
倉庫内軽作業はピッキングや検品、棚卸し、梱包など様々な仕事があります。
簡単な仕事が多いので高校生でもチャレンジしやすく、1日だけや週に数回など自分に合った働き方ができます。
倉庫内軽作業は未経験でも応募可能であり作業も簡単なものが多いので人気の職種です。
気になるものがあれば早めに応募しないと募集終了してしまうかもしれません。
高校生がアルバイトではなく派遣を選ぶにことにはメリットもデメリットもあります。
派遣を選ぶメリットには以下のようなものがあります。
派遣スタッフの仕事は通常のアルバイトと比べても時給が高い場合が多く、時給1,000円を超えることも多いです。
また、5時間以上など長い時間働くことが多いので1日でかなり稼ぐこともできる場合があります。
自分の希望に合わせた働き方ができるのも派遣スタッフの特徴の一つです。
自分の希望を派遣会社に伝えることで派遣会社が希望にあった派遣先を探してくれる、または派遣先に希望を伝えてそのように働けるようにしてくれます。
さらに、高校生では単発の派遣が多いので様々な仕事を経験できるのもメリットの一つです。
経験を多く積むことができるので、将来就職する際にも非常に役立つ可能性もあります。
派遣を選ぶデメリットには以下のようなものがあります。
派遣バイトは派遣会社に登録しなければならないのですが、その登録が面倒な場合があります。
派遣会社によって登録方法は様々ですが、web上で終わることもあれば説明会や登録会にわざわざ行かなければならないこともあります。
しかし、最近では面接がなく履歴書不要で登録できる会社も増えています。
また、派遣の仕事は交通費が出ない場合が多くあります。
派遣先の郊外まで自費で行かなければならず、往復で1,000円以上かかるようなこともあります。
時給が高いと思っていたけど、交通費を差し引いたらそうでもなかったということにもなりかねません。
この記事をまとめると以下の通りです。
高校生でもOKな派遣会社は多くないのですが、高校生でもできる派遣バイトはあります。
アルバイトで定期的に働くことはできないけど、時間がある時には働きたいという場合には派遣という働き方が有効的かもしれません。
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