派遣で育休復帰できる?できない?時短勤務をする条件は?

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最終更新日:2020/05/07

こちらの記事を読んでいるということは、

「子育てが思った以上に大変で職場復帰できそうにない」

「派遣社員でも時短勤務ってできるの?」

という疑問をお持ちではないでしょうか?

派遣社員でも育休の取得は可能です。

しかし、いざ取得したものの保育園が決まらないなどの理由から職場復帰できない人もいます。

また、時短勤務を希望したい派遣社員も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、「育休取得後に復帰しないのは問題ないの?「派遣社員も時短勤務はできる?」などの疑問に答えていきます。

具体的には、

  • 育休取得後に復帰しないのはOKなのか
  • 育休復帰後に時短勤務はできるのか

の順番で解説していきます。

この記事を読めば、育休取得後に職場復帰できそうにない時にどうすればいいかの判断ができるようになります。

また、育休復帰後に派遣社員でも時短勤務ができるのかについても理解できるようになります。

目次[開く]

1.結論|育休取得後に復帰しないのはOK

結論から言えば、派遣社員が育休取得後に復帰しないのは法律違反というわけでもないのでOKです。

保育園が決まらない、近くに子育てで頼れる親族がいないなどどうしても働ける環境にない人もいるでしょう。

そういった場合には職場復帰しないという選択をしても致し方ない面もあります。

しかし、育休の取得は職場復帰することが大前提であるということは忘れてはいけません。

初めから復帰しない予定にもかかわらず育休を取得するのは多くの人に迷惑がかかることになるのでやめましょう。 

育休後に復帰できなくても大丈夫なんですね。
OKですが、育児のために休暇をいただいてるということを忘れないでください!

1-1.派遣で育休取得後に復帰できないこともある!?

もちろん初めから育休取得後に辞めるつもりの人の方が少ないでしょう。

しかし、辞めるつもりがなくても復帰できない派遣社員も多くいます

前述したように、保育園が決まらない、頼れる親族が近くにいないなどの理由以外にも派遣社員特有の理由などがあります。

それは、子供がいる場合は派遣先の選択肢がかなり狭まるからです。

例えば、子供が急に熱を出したとしても、それを派遣先に伝えて先に帰るというのは派遣社員にとっては少しハードルが高いものです。

子供のイベントごとなど休むことが増えることも原因じゃ。

また、決して口には出しませんが、派遣元としてもそういったトラブルなく業務を遂行してくれる人を派遣したいと考えるはずです。

よって、派遣先が、子供がいても問題ない、元々長時間の契約ではないなどというスタンスでなければ派遣しづらいという事情もあります。

こういった事情もあり、派遣社員は育休取得後に復帰したくても復帰できない場合があります。

1-2.復帰できても元の派遣先には戻れない!?

育休取得前の派遣先が働きやすくて、育休から復帰した後でも同じ派遣先で働きたいと考えている人もいるでしょう。

しかし、育休から復帰した後に以前の派遣先に戻れる可能性はかなり低いです。

なぜなら、その派遣先とはすでに契約が終わっているためです。

たまたま、同じ派遣先が募集していればいいのですが、そこは運とタイミング次第です。

育休取得前の派遣先には基本的に戻れないと考えておいた方がいいでしょう。

2.育休復帰後に時短勤務はできるの?

育休取得後に時短勤務ができるのか、そもそも派遣社員に時短勤務があるのか不安に感じている派遣社員の人も多いのではないでしょうか。

結論から言えば、派遣社員でも時短勤務は可能です。

時短勤務の制度について、また時短勤務の制度を利用しなくても時短勤務ができる方法について解説していきましょう。 

以下、3項目に分けて時短勤務について説明します。

2-1.派遣社員が時短勤務をする条件

派遣社員が時短勤務を希望する場合には以下のような条件を満たさなければなりません。

  • 3歳に満たない子を養育する労働者
  • 1年以上同じ事業主に雇用されている
  • 1日の所定労働時間が6時間以下でないこと

派遣社員の場合の事業主とは派遣先ではなく派遣会社です。

つまり、同じ派遣会社から会社Aに6ヶ月、会社Bに6ヶ月派遣されていた場合にはその条件を満たすことになります。

こういった条件を満たしていれば、派遣社員であっても法律上時短勤務を希望することができます

2-2.派遣社員の場合は時短勤務を希望しなくても時短にできる!?

派遣社員として働くメリットは自分のライフスタイルに合わせて働くことができるという点です。

すべての派遣先がフルタイムでの仕事を条件にしているわけではありません。

よって、自分が希望する時間帯を条件としている派遣先があれば自ずと時短勤務となります。

実際に、「育休明けの時短勤務をしている社員の補助として短時間でお願いしたい」という派遣先はあります。

もちろん、そういった条件が都合よくあるとは限らず、選択肢が狭まるのは事実です。

しかし、そういった働き方を希望するのであれば派遣会社の営業の人も一生懸命探してくれるので根気よく見つけてみましょう。

このような派遣社員として働くメリットを生かせば、時短勤務の条件に該当しない人でも時短勤務をすることができます。 

勤務条件を短くしてしまえばいいんですね!
募集条件と違っても相談次第では可能かもしれないので、探してみましょう!

2-3.時短勤務で給料は減る

残念ながら時短勤務をすればその分の給料は減ってしまいます。

時給制で働くことの多い派遣社員の場合それは当然のことでしょう。

しかし、時短勤務にしたからといって時給自体が下がってしまうといったことはありません。

あくまでも働かなかった時間分の給料が減るだけです。

もしも、時給も下がってしまうようなことがあればそれは不当な措置です。

派遣会社にその旨をしっかりと伝えるようにしましょう。

まとめ|時短勤務は派遣会社によって対応が分かれる部分も

この記事では、 育休復帰・時短勤務についてお伝えしてきました。

 

この記事をまとめると以下の通りです。

まとめ
  • 育休取得後に復帰しないのは致し方ない面もあり、法律違反というわけでもなくOK
  • 育休復帰後に、以前の派遣先に戻れる可能性はかなり低い
  • 条件を満たしていれば、派遣社員も時短勤務を希望できる
  • 当然ながら、時短になった分の給料は減る

これらの情報を参考にして、派遣会社によって対応が分かれる部分もあるので、わからないことがあれば派遣会社の人に自分に合った働き方ができないか相談してみましょう!

 

アロテックネクスト アロテックネクスト

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