最終更新日:2020/05/07
最終更新日:2020/05/07
この記事を読んでいるということは、
「更新されるにしても終了になるにしても、どのくらいのタイミングで知らされるの?」
という疑問をお持ちの方が多いのではないでしょうか?
派遣の契約では3ヶ月や6ヶ月など雇用期間が決まっています。
そのため同じ派遣先で働き続けるためには契約を更新する必要があります。
派遣社員としては契約が更新されるのか、終了になるのかは気になるところです。
そこでこの記事では、派遣社員の契約更新、終了のタイミングや面談などの気になる部分について詳しく解説していきます。
具体的には、
の順番にご紹介していきます。
この記事を読み終えた頃には、契約更新の時期がきても焦ることなく、安心して仕事に集中することができますよ!
【目次】
[開く]
その際の流れとしては、まず派遣会社から派遣先へ契約更新の確認を行います。
派遣先が契約を更新したいということになると、派遣会社から派遣社員に対して契約更新の意思確認が行われます。
こうして双方が契約の更新に同意すれば契約が更新されることになります。
どちらか一方の意思では成立しないので注意しましょう。
また、契約更新の意思確認は派遣会社から行われます。
派遣先企業から行われるものではないので、派遣先からまた来てほしいなどと言われたとしてもその言葉に契約更新の強制力はありません。
基本的に意思確認が行われることなく契約が自動で更新されることはありません。
というのも、一部例外を除いて派遣の自動更新は違法だからです。
なぜならあらかじめ派遣社員は期間が決められていますが、自動更新されれば期間がないのと変わらないからです。
労働基準法では、
としています。
(参照元:https://www.mhlw.go.jp/general/seido/anteikyoku/jukyu/haken/youryou/dl/7.pdf)
しかし、何の連絡もなく契約が更新されているというような派遣会社が存在するのも事実です。
また、契約終了の場合と違って更新の場合は連絡が少しルーズになりがちな面もあります。
そのため30日前になっても契約について連絡がなければ、基本的には契約が更新されるものと考えてもいいでしょう。
しかし、契約の話なのでしっかり話しておきたいという人もいると思います。
その場合には派遣会社の担当者に連絡し、更新の有無を確認するようにしましょう。
ここで間違えてはならないのが、派遣先ではなく派遣会社の担当者に連絡をするということです。
労働契約終了のルールとして以下のような決まりがあります。
これは3回以上契約が更新されている場合、もしくは1年以上同一派遣先に継続して勤務している派遣社員で契約を更新しない場合には30日前までに伝えましょうというものです。
この基準をもとにして、上記に当てはまらない派遣社員に対しても30日前までに伝えられることが多いです。
しかし、もし何の連絡もなく契約が終了したとしてもそれが違法というわけではありません。
ただ、そういった不誠実な派遣会社を今後も使い続けるかどうかは考えた方がいいかもしれません。
続いて、契約更新の面談についてご紹介します。
口頭であっても面談のようなものではなく立ち話程度で契約更新の意思だけを聞かれる場合があります。
また、直接ではなく電話で意思確認が行われることもあります。
面談をしなくてもいいのだろうかと思う人もいるかもしれません。
しかし、このような意思確認は口頭での確認も認められています。
そのため書面を通さない場合も多くあります。
ただし、口頭での確認はトラブルの原因になりかねません。
不安であれば、後日契約書を用意してもらうようにしましょう。
もしくは、口頭で確認した内容をメールで再度確認すればその内容を残しておくことができます。
余計なトラブルを避けるためにも、契約した内容が残るようにしておく方がいいでしょう。
契約更新の際には面談をしないことがほとんどであると述べましたが、面談をする場合もあります。
面談をするのは以下のような場合です。
上記のようなシチュエーションではなぜ面談を実施するのか、それぞれ詳しくみていきましょう。
面談を実施する一つ目のパターンは、契約が終了するので派遣社員が他の場所でも続けて働きたいかなどを派遣会社が状況を確認するためです。
このような場合、派遣会社は派遣社員の働きを認めていることが多いです。
現在の派遣先の契約は終了してしまうが別の派遣先でも働いてもらいたいという思いから、派遣社員の状況を知りたいので面談をします。
面談を実施する一つ目のパターンは、派遣会社がスタッフに契約を更新してほしい時です。
派遣会社がスタッフに契約を更新してほしい時というのは様々なパターンがありますが、主には以下のような状況です。
どちらの状況にしても、ある程度働きが評価されてなければ契約を更新してほしいということにはなりません。
派遣会社としても、いくら人が足りないといっても仕事が全くできない人を派遣するわけにはいきません。
このような状況を考えると、契約更新の際に面談が行われるのはある程度働きが評価されている場合が多いようです。
いくら派遣会社や派遣先が契約更新をしてほしいと考えていても派遣社員自身は契約を更新したくないということもあるでしょう。
そういった場合に契約を更新しなくてもいいのか不安になるかもしれませんが、更新をするかしないかは派遣社員次第です。
もしも契約更新の意思がないのであれば1ヶ月前には派遣会社に伝えるようにしましょう。
今の派遣先の契約を更新しないと次の派遣先を紹介してもらえないのではないかと考えるかもしれません。
しかし、以前の派遣先で契約を更新してほしいと思われていたのであれば、次の派遣先でもしっかり働いてくれる計算がたつので派遣会社も紹介しやすくなります。
しかし、更新をしない理由には気をつけなければなりません。
更新をしない理由が派遣先の悪口であったりすればいつか派遣先でトラブルを起こすかもと考えられてしまう恐れもあります。
別の仕事を経験したいなど前向きな理由を派遣会社には伝えるようにしましょう。
この記事をまとめると以下の通りです。
派遣の契約更新の意思確認はおよそ1ヶ月前に行われます。
これは契約終了の際に少なくとも30日前までには知らせなければならないというところから、契約更新の際にもその基準で意思確認を行なっているようです。
そして、契約更新の際に面談が行われることはほとんどありません。
口頭や電話で意思確認が行われ、そのまま契約が更新されます。
よって、後から言った言わないのトラブルが起きないとも限りません。
無用なトラブルを避けるためにも、口頭や電話で意思確認が行われた場合には後から契約書を出してもらう、メールで確認をするなど形に残るようにしておきましょう。
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