最終更新日:2019/11/29
最終更新日:2019/11/29
派遣社員の皆さんは、『職務経歴書』を書いた経験はありますか?
「職務経歴書って何?」と思った方もいるかもしれないですね。
職務経歴書は、新卒入社から定年退職まで転職をしない方を除いて、社会人のほとんどが直面するものといっても過言ではありません。
「履歴書のほうが大事でしょ?」と思うかもしれませんが、実はそうではありません。
履歴書以上に、あなたの経歴をより鮮明に写し出す書類なのです。
今回は、そんな職務経歴書の基礎知識から、正社員を目指す派遣社員の職務経歴書の書き方まで、わかりやすく解説します。
目次[開く]
職務経歴書とは、これまでに経験した職歴の詳細をまとめた書類のことです。
あなたが今まで、どんな会社でどのような仕事をしていたかを記載する書類ですので、履歴書とは全く別物というわけですね。
職務経歴書は、主に「会社名」「会社概要」「雇用形態」「就業期間」「職種」「業務内容」「OAスキル」などの項目を中心に書きます。
これを聞くと、履歴書を書いたことがある方は、職務経歴書との違いを理解できたのではないでしょうか?
ちなみに、『履歴書は手書き』を好む企業がまだ一部あるのに対して、『職務経歴書はパソコンで作成』するのが主流です。
もちろん、手書きでも構いませんが、履歴書と違って記載する項目が細かい分、読み手にとってわかりやすくする必要があります。また、データで残しておくと他の機会にも再利用できますので、作成した職務経歴書のデータをパソコンに保管しておきましょう。
派遣社員の人は、「派遣の経歴の書き方がわからない」という悩みを持つ人が多いようです。
勤務先は派遣先だし、雇用元は派遣会社だし、書き方って悩んでしまいますよね?
あなたのことを全く知らない読み手(応募先の人事担当者など)に、書類のみで理解してもらうためには、派遣先だけ記載していても、「派遣会社はどこなんだろう?」と思われてしまいます。
その反対に、派遣会社だけ記載していても、「派遣先はどこなんだろう?」と疑問を持たれるのです。
派遣の退職理由の記載は、基本的には不要です。
派遣に問わず、退職理由はデリケートな内容になります。
仮に、パワハラやセクハラなどが原因で退職していた場合、素直に退職理由を記載するってなかなか難しいですよね?
そのような場合は記載する必要がなく、あなた自身が損をする可能性が高いからです。
不要な不安を与えないためにも、不利になることはあえて書く必要はありません!
ただし、実際の退職理由(派遣契約の全てが契約期間満了の場合など)を記載しても問題ない方もいますので、退職理由を書くか、また書くならどのような言葉選びがいいかなどをちきんと判断しましょう。
あなたのその一言で不利になってしまうケースもあるということです。
派遣会社への登録時、または正社員を目指すとき、それぞれで職務経歴書の書き方が異なります。
それぞれのパターンを解説しましょう。
派遣会社に登録する際には、職務経歴書の提出を求められます。
職務経歴がない方は提出する必要がありませんが、大抵の方は何かしら経歴があるでしょう。
「派遣会社に登録するだけだから、適当に職務経歴書を出せばいいや」と甘く考えてはいけません。
あなたの提出する職務経歴書一枚で、今後の派遣社員としての道が大きく分かれるからです。
例えば、職務経歴書の誤字脱字や経歴詐称、ダラダラと文章を並べた見にくいレイアウトなどは、あなたの文書処理能力や人物評価を下げてしまう可能性があります。
派遣社員は、派遣登録の段階で派遣会社から『スタッフ評価』が行われています。
スタッフ評価とは、派遣社員としての適性を見極めるもので、派遣社員の性格や文書処理能力などから総合的に評価するものです。
その評価によって、派遣会社からの仕事紹介にも影響するため、職務経歴書はワードを有効的に活用し、丁寧かつわかりやすく”要点”を中心に書くことをおすすめします。
また、インターネットなどで検索すると、職務経歴書のテンプレートを使用できますので、自分が気に入ったわかりやすい職務経歴書を探してみてもいいでしょう。
派遣社員の皆さんが正社員を目指す方法は、転職サイトの活用、派遣先の直接雇用、紹介予定派遣の活用が主流になるでしょう。
どのパターンで正社員を目指すにしろ、大抵は職務経歴書が必要です。
派遣の経歴のある方が職務経歴書を書くポイント、それは会社の事業内容は派遣先の事業内容を書いた方があなたの能力が伝わりやすくなることです。
また、紹介予定派遣で正社員を目指す方にとって、職務経歴書はより重要な書類となります。
その理由としては、『派遣会社が書類選考を行う』からです。
紹介予定派遣の場合は、直接派遣先に応募書類を送るわけではありません。
派遣会社に応募書類を送るため、派遣会社がその応募書類の中から、数名をピックアップするのです。
応募があった方全てを、派遣先に紹介するなんて派遣会社の立場であればできません。
しかし、紹介予定派遣として派遣先から採用してもらえるように、派遣会社は最善を尽くしてくれています。
派遣会社はあなたに対して、正しい職務経歴書の書き方や上手な見せ方などを含め、添削やアドバイスをしてくれます。
つまり、あなたの経験や能力を最大限アピールし、できる限り「良い結果」になるように導く役割が派遣会社にはあるということです。
ちなみに、応募する際には職務経歴書の使い回しはしないようにしてください。
きちんと、紹介予定派遣の求人内容を理解し、派遣先は何を期待しているかをつかむことが大切です。
転職サイトを活用した場合も同様に、その求人に合わせた職務経歴書を作成することをおすすめします。
もちろん、やってもいないような経験や能力を書くなど、偽造内容はいけません。
少しでも、応募する求人内容に近い経験がある方は、その求人内容に沿ったオリジナルの職務経歴書を作成しましょう。
とはいえ、誰だって職務経歴書に事細かく業務内容全てを記載することなんかできません。
ダラダラと書いた職務経歴書ほど、文書処理能力が低いと判断されるからです。
その求人内容でこれまでの経験がマッチしている点があれば、職務経歴書に記載するということがポイントとなるわけですね。
派遣社員の経験がある方ほど、職務経歴書の書き方に注意しなければいけません。いくら派遣会社の会社概要などを書いたところで、読み手は興味をもたないからです。
知りたいことは、『どんな派遣先でどんな仕事をしていたか』。
これまであなたがやってきた内容や経験に自信をもって、職務経歴書を書くようにしましょう。
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