最終更新日:2020/05/07
最終更新日:2020/05/07
派遣会社に属するために行わなければならないのが”派遣登録”です。派遣登録は単に自分の経歴を話して仕事を紹介してもらう場と考えている人が多いようですが、実は大事なステップのひとつです。
派遣会社側が何を考えているのか、どういった評価をつけているか皆さん知っていますか?リアルな現状をお伝えしますので、厳しい内容かもしれませんが、ぜひ参考にしてくださいね。
派遣会社に登録した人から「ほとんど仕事を紹介されないけど、なぜ?」と質問を受けたことがあります。
きちんと登録したし、派遣会社のWebサイトでは複数の仕事を募集しているのになぜ?と不思議に思っている人も多いのではないでしょうか。
ひと言で言うと…
「仕事を紹介するに相応しくない派遣スタッフ」と派遣会社から評価されてしまったからです。
というのも、派遣登録の場は、一般的には登録すれば必ず仕事を紹介してもらえると思われがちですが、派遣会社側の考えは違います。
「派遣しても問題ない人物かを見極める場」
ですから、登録時の面談は「どういう人物かを見極められている」と考えましょう。つまり、正社員やバイトなどの面接と同様、人柄も見られているわけです。
このタイミングで仕事の紹介は難しいと判断されれば、その派遣会社から仕事を紹介されることはありません。その後どんなに頑張っても再度の紹介は難しいでしょう。
実際に、登録後も仕事を紹介されない人々に聞き込み調査を行いましたので、以下を参考にしてみてください。
派遣登録会の日程を派遣会社のWebサイトで2回変更しました。登録会は無事に済んだものの、仕事の紹介はありません。
→2回の予定変更はアウトですね。本気でないと思われてしまいます。
電車遅延により、登録の開始時間に5分遅れました。走っていたので電話ができなくてそのまま会場に行ったんです。長期の事務の仕事を希望していますが、単発案件しか紹介されません。
→電話連絡なしの遅刻は最悪で、”非常識”と判断されるため、長期の仕事は紹介されないでしょう。遅刻そのものを避けるべきですが、やむを得ず遅れるときは、せめて電話連絡を!
登録会の最中に寝てしまいました。
→各派遣スタッフの注意事項欄に「登録会の時に寝ていました」と書かれています。
面談をしてくれる社員と相性が合わなかった。その派遣会社からはあまり紹介されません。
→相性も大事です。面談する社員に嫌われると、紹介は少なくなる可能性が大きいでしょう。
時間がなくなってしまい途中退出をしました。もちろん断りはいれましたが、その後はエントリーしても落ちてばかりです。
→理由があるにせよ、登録会を途中退出すると印象が悪くなります。
→たとえ服装指定がなくても、社会人の常識として、清潔感のあるきちんとした服装で臨むべきです。リクルートスーツがおすすめですが、せめてオフィスカジュアルやジャケットをはおるなどすべきでしょう。
仕事がいつになっても紹介されません。コーディネーターが10歳以上も年下の女性だったので多少上から目線になっていたかもしれません。
→面談する人に対して、上から目線の態度は言語道断。相手が年下でも相手は面談のプロですから、きちんとしたコミュニケーションを心がけてください。
登録時に最も大切なことは「社会的なマナーがしっかりしているか」です。連絡をしないで遅れるなど、少しでもマナーが欠けている人だと思われれば、その時点で仕事は紹介されないでしょう。
『スキルではなく人間力』
もちろんスキルもチェックはしていますが、見られているのはあくまでタイピングと職務経歴ぐらいです。この時点で紹介されにくくなることはあまりありません。
大切なのは、あなた自身の”人間力”の評価になります。
各派遣会社によって項目は異なりますが、かなり細かい点までチェックされていると考えた方が良いでしょう。ポイントは「派遣する人間として相応しいか」をみています。もしこの時点で対象外になってしまうと1つも仕事の紹介は来ません。もしくは短期・単発だけの仕事しか紹介されないということもあり得ます。
派遣会社はレベルの高いことを要求している訳ではありませんので、緊張し過ぎず、社会人として外れた行動だけはしないように心がけましょう。
さて、派遣会社はどうやって登録スタッフを評価しているのか気になったことはありませんか?あまり知られていないかもしれませんが、
「登録してきたスタッフ1人1人に点数をつけて評価をしています。」
具体的に言うと…
顔 :3点
清潔感:4点
服装 :5点
話し方:4点
聞き方:3点
(5点満点の場合)
派遣会社によっては100満点やA~Eランクといったようないろいろな表記がありますが、基本的には一人ひとりに点数をつけています。というのも、文章だけでは面談をしたコーディネーター以外が見た時に一目で判断できないため、わかりやすく点数方式を取り入れているのです。
また、受付などの職種によっては「顔が4点以上ないとエントリーできない」など、具体的に点数でエントリーできる制限を設けていることも。派遣社員からしてみれば失礼に感じることですが、派遣先企業が求める人物像とのミスマッチを減らすために、点数づけは有効的な手段なのです。
派遣登録時に注意することは、
社会人としてのマナーが最も大事ですが、面談するコーディネーターと仲良くなれば、紹介される仕事も増えるでしょう。コーディネーターも人間なので、好き嫌いの判断はしてしまいます。「この人はよい人だから、何か仕事を紹介したいな」と思ってもらうことが重要です。苦手なタイプのコーディネーターにあたってしまうかもしれませんが、仕事が決まればコーディネーターと接することはあまりありません。
ですから、登録時だけでも好感度を高める努力をすると、紹介案件が増えるでしょう。多少スキルや経験が足りてなくても問題ありません。
仕事の経験値やスキルはもちろん大切ですが、派遣社員にとって重要なのは、実は”人間力”なのです。
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