最終更新日:2023/08/22
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転職活動中や、家族の介護などでフルタイム勤務できないような場合は、アルバイトで即日に給料が出るのはありがたいですよね。特に、給料日前でお財布の中が寒いときには、すぐにでもお金が欲しいでしょう。
短期案件や単発案件の多い派遣会社では、即日給料が出るところもあります。
フルキャストは長期案件よりも短期・単発案件が多いので、即日給料が出ると思っている人もいるのではないでしょうか?
フルキャストにも「即給」というシステムはありますが、実はこれは給料全額に適応されるものではありません。そのため、勘違いしてまれにトラブルになってしまう利用者がいるようです。
今回はフルキャストの「即給システム」についてお話していきましょう。
まず、フルキャストはこんな会社です。
目次[開く]
「即給」という名称から、「即給=すぐにもらえる給料」と勘違いしている人が多いようです。しかし、フルキャストの「即給」サービスは、給料を全額前払いするサービスではありません。
「給料の一部の金額を前払いしてもらえるサービス」です。このことをよく理解できておらず、トラブルになってしまうこともあります。
今回はこの即給システムについて詳しく解説します。
まず、即給料を利用する場合には、次の条件をクリアしなければなりません。
・即給の利用手続き
・クライアントが即給に対応しているか
即給の手続きは、以前は即給専用サイトから申請を行っていました。
2018年12月現在も即給サイトを利用して支払いを行っていますが、即給の申請は2017年からはキャストポータルから簡単に行うことができます。
しかし、問題なのが「クライアントが即給に対応しているか」という点です。
フルキャストで紹介している現場全てが、即給に対応しているわけではありません。仕事の申し込みを行う前に、事前に求人詳細で即給が可能かを確認しておきましょう。
基本的に即給を利用する場合、キャストポータルに勤務状況が反映されないと利用できません。現場担当者がフルキャストへ出退勤の用紙をFAXし、フルキャスト側で確認を行います。
しかし、現場担当者がFAXの送付を遅れると、即給の申請を行えるのが22時過ぎなどになる場合もあります。
また、自分で行う始業・終業の連絡も、きちんと直前・直後に行いましょう。あまりに時間がずれているとフルキャストの方で確認作業などが入り、申請可能時間が遅れることもあります。
フルキャストの即給システムは、「即給利用停止日」というものがあります。この期間は平均すると3日ですが、年末・年始やお盆時期などは利用停止日の期間が長くなることがあります。
利用停止日に関しては、キャストポータルのお知らせや、事前に問い合わせておきましょう。
即給のメリットは何といっても、給料の一部を前払いしてもらえることです。即給に関しては、全国のATMで引き出し可能となっているので、給料日前のピンチの時などに便利です。
即給の利用料は無料なのでお得といえますが、銀行振込になるため振込手数料が差し引かれる点は注意しましょう。
即給は給料の一部を前払いするサービスのため、給料全額を即給にすることはできません。即給として扱われないものに次のようなものがあります。
【紹介の場合】
・交通費
【派遣・請負の場合】 ・交通費
・経費精算のための費用
・有給、休業手当、遅刻・早退時間の実績時間
さらに、即給は残業代を除いた支払額から保険や税金など控除される金額を差し引いた金額で、1,000円単位での申請となります。
フルキャストでは毎月月初めの仕事に関しては、所得税分として1,000円前後の金額を保留にしています。この保留分に関しては給料日に支払われます。例えば8,500円の申請なら次のようになります。
このような感じになります。また、残業代や交通費は即給には含まれないため、給料日に支払われます。
即給の計算方法は、キャストポータルの「よくある質問」のページに記載されています。
(所定労働時間×時給(昇給割割増含む)-源泉所得税(今までの累計賃金額から源泉額を計算し、既に引いている金額から残った金額)-雇用保険料(加入者のみ)-社会保険料(加入者のみ。1ヶ月の保険料÷17)-振込手数料)
引用元:https://fullcast.jp/flinkpc/ns/faq/#q22
この計算式をもとに、即給利用可能な金額を算出して1,000円単位で支払いを行います。給料の金額が少なく、この計算式で1,000円以下の金額になった場合は、即給サービスを利用できません。
1,000円以上でも1回ごとに振込手数料が取られるので、ある程度まとまった金額で受けとることをおすすめします。
日払いや単発の仕事で、「源泉所得税」を引かれることに関して疑問がある人は多いのではないでしょうか?
たまに、日払いなのに源泉所得が引かれていると不満を言う人がいますが、源泉所得税は法律で決められているものなので、きちんと引かれているべきものです。
No.2502?源泉徴収義務者とは
[平成30年4月1日現在法令等]
会社や個人が、人を雇って給与を支払ったり、税理士、弁護士、司法書士などに報酬を支払ったりする場合には、その支払の都度支払金額に応じた所得税及び復興特別所得税を差し引くことになっています。
引用元:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/gensen/2502.htm
源泉所得税に関しては、確定申告を行うことで過払い分は戻ってきます。
即給サービスの申し込み方法は、紹介と派遣・請負で手順が異なるので、自分が紹介なのか派遣・請負なのかをしっかりと把握したうえで申請する必要があります。
フルキャストの即給サービスは、即給サイトを利用しています。そのため、初回だけ即給サイトへの登録作業が必要になりますが、即給サイトの利用登録方法はとても簡単です。
紹介の場合は次のような手順で即給サービスの利用申請を行います。
1.キャストポータルにログインし、マイページから「申請と連絡」を選択します。
2.「即給申し込み」をクリックすると申し込みページが表示されるので、企業名の検索の中から選択ボタンのチェックを就業当日中までに行います。
一部クライアントではWEBでの即給利用申請に対応していないことがあり、その場合は即給サービス開始前に「即給サービスの利用に関する書面」に記入してもらう必要があります。
派遣・請負の場合は次のような手順で即給サービスの利用申し込みを行います。
ただし、即給の申し込み当日以降からの分しか即給に反映されない点は、注意しましょう。
また、即給不可なクライアントもあるので、仕事申し込み時に確認しておく必要があります。
即給の受取日に関しては、紹介、派遣・請負それぞれの現場により、即給サイトへの反映時間が異なるので注意しましょう。
最短で就業日の翌日に、即給サイトに金額などが反映されます。そして、自分の銀行口座に振り込まれるのは即給サイトへ申請した翌銀行営業日になります。
ただし、現場によってはその日に手渡しになることもあるようです。
最短だと就業当日に即給サイトに、金額などが反映されるようになっています。
自分の銀行口座へは即給サイトへ申請した翌銀行営業日に振り込まれます。こちらも紹介と同じように現場によっては手渡しされることがあるようです。
今回はフルキャストの即給サービスについて解説しました。
「即給=給料全額」ではないということを理解できましたでしょうか?
即給は事前申請が必要で、現場からの勤怠のFAXの届くタイミングなどさまざまな条件があるため、システムが理解しにくいという人も多いです。全ての現場が対応しているわけではなりませんが、お財布の中が寒いときには重宝するシステムでしょう。
この記事でしっかりと即給について理解して、給料日前や転職活動中の生活費確保などのために上手に利用しましょう。
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