最終更新日:2019/11/29
最終更新日:2019/11/29
「介護業界の年収は低い」とよく言われていますが、年収アップを目指して転職をしても介護業界全体の問題なので、大幅な年収アップは見込めません。
転職をしてもせいぜい福利厚生がよくなって仕事の満足度があがる程度です。
目次[開く]
派遣会社には、大きく分けて2種類のタイプがあります。
介護業界の求人がどちらかに集中しているわけではないので、自分のメリットを考えて選択することが出来ます。
メリット | デメリット | |
大規模派遣会社 | ・アフターフォローが充実している ・派遣先が豊富にある |
・勤務についての交渉で、希望が通らない場合が多い |
小規模派遣会社 | ・派遣先との連携が密で働きやすい ・交渉の融通が効く場合が多い |
・派遣先が少ない ・満期終了後に派遣先が決まらない、待たされることがある |
登録型でも常用型でも、まずは派遣会社の規模を調査します。
特に介護にしぼって派遣勤務をするなら、派遣会社によって抱えてる紹介先の数に偏りが出ることや、派遣会社としての強みが影響します。
よりよい勤務をするためには、勤務先となる介護施設の善し悪しよりも、まずは派遣会社を知ることから始めましょう。
介護士が派遣で働くメリットをまとめました。
この4つが介護士が派遣で働くメリットです。
最大のメリットは派遣で働いたほうが給料がいいというところです。
直接雇用の介護士の場合、年収は平均310万円です。月給21万円、時給1146円が平均です。
これに対して、派遣勤務の場合、年収で見ると平均295万円と少し低くなりますが、
月給だと24万円、時給で1337円になります。
年収を比べたときに派遣のほうが少し低いのは、満了後から次の派遣先までのつなぎ期間があったり、正規雇用に対して年間勤務日数が低いことが考えられるためです。
派遣勤務とはいえ、仕事内容は正規雇用の場合と変わりません。実際に働きながら職場の雰囲気や仕事の内容、通勤しやすいかということを働きながら検討出来るのも派遣のメリットです。
派遣介護士の場合、残業はほとんどありません。
自分にあった時間帯で勤務出来るため、時間の有効活用が出来ます。
また、働いている中で希望がある場合は派遣会社が仲介に入ってくれます。
契約更新時の給与アップの交渉や、勤務時間の交渉など、直接言いにくいことでも派遣会社が間に入って調整・質問をしてくれます。
次に介護士が派遣で働くデメリットを見ていきましょう。
上記3つがデメリットです。
派遣会社に直接雇用となる、常用型派遣の場合は派遣会社の福利厚生が適応されたり、ボーナスが支給されることもあります。
しかし、介護士の常用型派遣で自分の条件に合う求人に巡りあえる可能性が低かったり、求人募集をしていない場合も多いです。
また、派遣介護士として長期継続をしていこうと考えても、任期満了時に次の仕事がすぐに見つからない場合もあり、長期で見ると収入が少なくなる場合があります。
正社員として勤務する介護士と派遣介護士が入り混じる現場では、まれに派遣介護士が上手く馴染めない職場があるのが実情です。
上記のように、派遣介護士をWワークとして取り入れている介護士が多いです。
派遣勤務は
・自分にあった時間を選択できる
・効率よく収入につながる
という特徴を活かして取り入れることが可能です。
最近は、派遣で介護士を雇いたくないと考えている施設が増えています。
その1番の要因は派遣介護士を人員の1人として換算出来ないことです。
施設の運営基準である要員としては、派遣介護士を含むことも問題ありません。
ただ、派遣介護士は残業に厳しく、残業はほぼすることがなく、サービス残業なんてありえません。
残業は派遣だからというわけでなく、ないに越したことはないですが、介護施設を運営する上で特に忙しくなる月末月初や監査の時期などは猫の手も借りたい程という施設が多いです。
業務に対しての姿勢が違うと正規雇用の介護士と比べる管理者も実際は多いです。
派遣介護士は正規雇用で勤続年数を積んでいる介護士よりも、介助スキルに差が出る場合があります。
色々な職場を経験するために転々としている派遣介護士は、特に、即戦力となるがスキルが備わっていないことが多いです。
施設勤務になる介護士だけではなく、機械浴に対応した巡回入浴業務に派遣する場合など、介護の現場でも様々な業種に派遣を行います。
介護の現場に特化した派遣会社だけでなく、一般的な企業を扱う派遣会社でも派遣する介護士に対する研修制度を設けることが現場からも望まれています。
派遣勤務として年収アップを目指すなら、登録先はしっかりと吟味する必要があります。
正直にお伝えすると、派遣勤務だけでは正規雇用で働くよりも年収が劣るので、おすすめ出来ません。
ただ、主婦や学生など時間的に制限がある人が効率よく収入を得るためには、派遣介護士はいい勤務方法です。
時間の融通がきく・時給が高いという点を含めて、仕事の満足度的にも高いと思います。
特に時間の縛りがなく介護士で年収アップを目指して派遣勤務をするならズバリ!紹介派遣で夜勤専従など組み合わせて勤務することがポイントです。
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