最終更新日:2020/06/10
最終更新日:2020/06/10
派遣に登録してみたものの、なかなか紹介までに時間がかかったり、紹介してもらえなかったなんて経験はありませんか。
登録すればすぐに働けると思いきや、誰でも仕事を紹介されるわけではありません。
その大きな理由として、派遣会社も派遣先の要望に応えて次の案件に繋げなければいけないので、登録した派遣スタッフを選んで紹介しています。
実際に紹介されやすい人物像と、派遣先企業から好意的に思われる派遣社員は、どんなタイプなのか?派遣会社がどういうタイプが気に入るかを分かりやすくご紹介します。
同じスキルで、20代の人と40代の人が同時に登録に来れば、間違いなく20代のスタッフが優先されます。派遣先企業からパソコンスキルなど難易度の高めな条件を付けられていても、年齢でクリアになることが多々あります。
おまけに20代なら、就業が未経験でもOKだと言われることも!
こうして見ると、派遣会社がどれだけ年齢を重視しているか一目瞭然ですね。30代後半以降の派遣スタッフにとっては厳しい現実です。
その理由として、派遣先で上司になる人の年齢を考えると、どうしても若いスタッフに白羽の矢が立ってしまうのも致し方ありません。
年上の部下(派遣スタッフ)に、指導しにくいという声も聞かれます。
「顔で判断されるなんて不公平!」「服装で採用されるなんて変」と思われるかもしれません。
しかし、雰囲気(顔・服装)がよいと、紹介される仕事数が大きく増えます。つまり、 スキルよりも年齢や雰囲気(顔・服装)が重視される ”のが現実なのです。
実際に派遣先の企業の人事担当者が、
できるだけキレイで若い人でお願い! |
と言うのはよくあることです。
そのようなことはもちろん求人情報に載せませんが、エントリーが数多くあった場合は、年齢・顔・服装などで選ばれます(特殊なスキルが必要な仕事は別)。
派遣会社側も競合他社に負けないように、できるだけクライアントの条件に沿った人を選ぼうとするので、若く雰囲気がよい人は紹介される量が多いのです。
登録スタッフの中には、今もこれからも派遣という働き方を選ぶ人が圧倒的に多いと言えます。もちろん、正社員で働いてきた人も一定数はいますが、その数は派遣という働き方を選んできた人の約半数にも満たないのです。
それほど正社員経験者は希少であり高評価とされ、派遣業界では優遇されています。そのわけは、正社員という責任あるポジションで働いてきた経験とスキルが評価されるからです。
さらには、組織の中でのコミュニケーションの取り方が、派遣しか経験していない人に比べて圧倒的に柔和で優れています。
コーディネーターも一人の人間です。公私混同と思われるかもしれませんが、好みで選ぶこともあるのは事実です。好みのタイプのスタッフには、紹介の声を掛けやすいというのが心情でしょうか。
派遣の契約となった場合、これからこのスタッフと数か月、もしくは数年になる可能性も含め、一緒に仕事をすることになるのです。コーディネーターから「この人を派遣先企業におすすめしたい」と思われることが大切です。
逆に言えば、コーディネーターが変われば、A社で紹介されなかった仕事を、B社で紹介される可能性もあるわけです。だから派遣会社は複数に登録しておく必要があります(おすすめは3社以上)。
登録の予約を受ける電話応対で、その人物像を想像します。電話から伝わる人柄や、表情が垣間見える瞬間とも言えるでしょうか。声の出し方ひとつ取っても、ちゃんと仕事をやってくれるかどうかを見ています。
さらに、会ったときの第一印象で紹介できるかの判断をします。
このとき、担当しているコーディネーターの登録スタッフを見極める”勘”は、ほぼ間違いがなく、長いお付き合いになるであろう人材は、この時点で良好な関係が築かれています。
派遣の仕事だからなんて考えでは登録をしないように!相手のコーディネーターはかなりのベテランです。自社にふさわしくないと判断されれば、その派遣会社からの紹介は一切なくなります。
実は、見た目の印象はとても大きいのです。髪の毛がべたついていないか、靴が汚れていないかなど、自分の外見が清潔感ある状態かを確認しましょう。近所に買い物にに行くようなカジュアルすぎる服装は、絶対に避けるべきです。
女性の場合は、化粧をしておきましょう。「身だしなみに気遣える人」という好印象を与えられます。
自分の”これでよい”という思い込みは、他者にとってはただの勝手な自意識です。センスのよい友達や周りの人々にアドバイスをしてもらうと、客観的に自分を見ることができるのでおすすめです。
”登録=面接”という意気込みで臨んでください。
派遣会社も派遣先に紹介するときは、「自分の会社のスタッフ」として紹介するので、当然そのような意識のあるスタッフを選びます。
登録しているスタッフは、派遣会社にとっては大切な商品です。外に出しても恥ずかしくない見た目と、この会社で働いているという、意識を持っておきましょう。
派遣会社であれこれ条件を付ける派遣スタッフは”面倒くさい人”と思われてしまいます。
女性が多い職場がよい、自宅から近いところがよいなど、自分の希望条件を強く押し付ける人は、間違いなく紹介の道が遠のきます。特に、35歳以上の人は要注意です。
たとえ、それらの条件に合った仕事が発生しても、他のスタッフに紹介されることになります。「なんでもやります!」という謙虚な姿勢で臨むのが望ましいでしょう。
派遣に登録して、紹介をしてもらうには、上に述べていることも大切なことですが、まずは派遣会社との信頼関係を築いておきましょう。
どんな仕事でも、単発の仕事でもいいのです。その仕事を無事に満了して、真面目に働いたという実績をつくっておきましょう。
すぐに辞めないなど、「この人なら任せて安心」と派遣会社側が思える実績をつくれば、信頼されてよい仕事を紹介されますよ。
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