派遣社員の時給交渉術!時給アップを確実にする交渉術を伝授!

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最終更新日:2020/05/07

このページの内容
  • 時給交渉の方法
  • 例を用いいた時給交渉術
  • 高時給の求人が多い派遣会社
  • 派遣社員が時給交渉で大切なこと
こんにちは!アドバイザーの派遣業界人です。

この記事にたどりついたということは、現在派遣社員として働いていて時給をアップさせたいという気持ちになっているということで間違いないですか?

「何年働いても時給が上がらないなぁ…

「時給交渉ってどうやるんだろう?

というような疑問や悩みがあると思います。

そこでこの記事では、どういう時給交渉をすれば失敗せずに上手く時給を上げられるかをご紹介します。

この記事を読み終えて実践することで、時給が+200円アップしちゃうかもしれませんよ!

そもそも「時給を上げてもらえないなら辞めます」と言えば時給は上がるの?

派遣社員として働いていると、

「時給を上げてもらえないなら辞めてしまおう」

と考えている人が多いでしょう。

何年も継続して働いているのに、1円も時給が上がらなかったら流石に退職を考えてしまうはずです。

まして、自分のスキルがない、能力がないと考えてしまいますよね。

時給が上がらないのであれば時給交渉を行いましょう!

これから時給交渉のやり方を詳しくご紹介するので、辞める前に一度考えてみましょう!

時期需要的に2月、3月に更新される求人の時給は高い傾向があります。

より詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

>>派遣登録するなら2月3月が求人が多く、時給も高いってホント?

失敗せずに時給交渉をする方法とは?

時給交渉をするのであれば、確実に成功して時給を上げたいはずです。

以下の11個の交渉術を使うことによって時給が上がる確率は上がります。

  • なるべく多くの派遣会社に登録して交渉の幅を持つ
  • 派遣登録時は平均より高めに、転職時は同時給以上を希望する
  • 定期的に自身の評価を聞く
  • しっかりとアピールする、自分を売り込む
  • イレギュラーケースで派遣の時給は上がる!
  • 派遣先企業を味方につける
  • 同じ職場の派遣社員と親しくなって時給の相場を知る
  • 自分のスキルをアップさせる
  • 希望勤務地を幅広くする
  • 時給の一部を交通費に割り当てる
  • 同じ派遣会社で長期的に働く
  • 時給アップのタイミングを計る

以上が、11個の時給を上げる時給交渉術です。

それでは、1つずつ解説していきます。

①なるべく多くの派遣会社に登録して交渉の幅を持つ

派遣会社から言われたままの時給で納得していませんか?

少しの工夫で意外と簡単に派遣社員の時給を変えることができます。

例えば、就業前の場合

「他社から○○○○円でIT企業の仕事を紹介されてまして…。でも、こちらの仕事をしたいのですが生活もあるので、提示金額より上げていただくことは可能でしょうか?」

「土日出勤になった場合は時給を+50円にしていただけませんか」

就業前に交渉する場合は、他社の相場情報が大切です。

そのため、1社ではなく複数で進めた方がリアルな情報を交渉材料にできます。

就業中の場合だと、

「同じ仕事をしているのにA社は○○○○円なんです。これではモチベーションが…、同じぐらいまで上げてもらえませんか?」

就業中は同じ業務の派遣スタッフの時給を交渉材料に使うのが最も有効です。

他社から紹介があって…という理由も使えますが、信憑性のある情報を用意しておいた方が良いです。

まずは、常に情報取得を心がけ、日々大きく変わる派遣の平均時給やランキングに敏感になり、時給アップ交渉のネタにしましょう。

派遣の時給をより詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてください。

>>派遣の時給を大特集!都道府県別&職種別の平均時給と手取りを大公開

②派遣登録時は平均より高めに、転職時は同時給以上を希望する

派遣会社側は、マージンを高く取るために登録者にはなるべく安く働いてほしいと考えています。

登録するとき謙虚に希望時給や年収を安く言ってしまうと、そのまま安い金額で紹介されてしまいます。

高い時給設定だと仕事が紹介されないと思うかもしれませんが、「◯,◯◯◯円の時給が限界のエンジニアのお仕事ですがどうですか?」と、派遣会社の利益率最低の条件で紹介されるケースもあります。 

転職時には「他の派遣会社から◯,◯◯◯円でSEの仕事を紹介されている」「この業種は平均○○○○円だ」などと話して、派遣会社から提示された情報すべてを鵜呑みにするのではなく、自分が有利な立場になるような交渉を目指しましょう。

③定期的に自分の評価を聞く

何も言わずに契約更新の連絡を派遣会社から受けて「その条件でいいです。よろしくお願いします」の一点張りの返事を繰り返していたら、進展はありません。

むしろ、派遣会社の営業マンは手がかからない最高の派遣社員として、あなたに対して今後も何もしないと思いますよ。 
じゃあどうしたらいいの? 

それは、自身の評価を営業マンに頼み、半年に一度は企業担当者に聞いてください。

理由は、派遣先企業からどういう評価をされているのか、どんな働き方をしているのかを営業マンが把握できるからです。

ここから、派遣会社はあなたのを「昇給に値するのか?」という議論に発展します。

しっかりと評価をしてもらったうえで時給交渉をした方が、成功する確率がグンっと上がりますよ!

④しっかりとアピールする、自分を売り込む

派遣社員はある意味個人で勝負をする世界であり、しっかりと自己ブランディングをする必要があります。

以下のポイントを比較してブランディングを行い派遣会社に伝えると効果が抜群です。

  • 就業先での評価や状況
  • 他の人と比べてどうか
  • 後から入った人の教育を任されている

派遣先企業の評価がよければ「平均より時給を上げよう!」と派遣会社は考えてくれます。

⑤イレギュラーケースで派遣の時給は上がる!

派遣会社が自社派遣社員に対してミスを犯したときに、時給が上がるケースがあります。

派遣会社によるミスで問題が発覚すると、契約更新の時期に関係なくアップしてくれることがあるのです。

例えば、

  • 実は顔合わせ前に話していた内容と実際の業務が全然違っていた
  • 土日も業務があった

こういった場合は、「相場より時給50円アップするから頑張ってよ!」なんて頼まれることもあり得ます。  

⑥派遣先企業を味方につける

派遣社員として派遣先企業で働いているとはいえ、実際にはその企業の従業員の一員です。

派遣先企業の正社員たちも頑張っている派遣社員には外様扱いすることなく、同じ目標に向かって仕事をする仲間という認識が強くなります。

もちろん、派遣先企業の従業員とコミュニケーションを取らず、仕事にやる気を出さずに適当にこなしている場合は、外様扱いのまま…。

いかに派遣先企業から高評価を受け、その企業になくてはならない人材になれるかが大切なのです。

派遣先企業はあなたに辞められないために、少しでもモチベーションを上げてもらうことを考えるでしょう。

その結果、時給アップにつながりやすくなります

通常は、派遣会社から派遣先に対して時給アップの打診がありますが、評価が高く必要不可欠な派遣社員の場合、派遣先企業から派遣会社に時給アップの打診されるという、通常とは逆の流れが起きます。

派遣先企業を味方につければ、時給がアップする可能性がグッと上がるのです。 

⑦同じ職場の派遣社員と親しくなって時給の相場を知る

派遣先によっては複数の派遣社員が働いているケースが多々あります。

複数の派遣社員がいるということは、複数の派遣会社が入り混じっている可能性があるのです。

そこで他の派遣社員と時給を比較して相場を知りましょう!
派遣会社が違えば、例え同じ仕事をしていても、それぞれ時給が異なります。

時給を決めるのは、基本的には派遣会社だからです。

他の派遣会社の派遣社員と親しくなると、自分たちの派遣会社の待遇や時給の話になることがあります。

もしかすると、自分より後から入った他の派遣会社のスタッフのほうが、高時給というケースもあるのです。

そのような場合は、あなたから派遣会社に相談や交渉を持ちかけると、時給アップにつながる可能性があります

ただし、派遣先で働く派遣社員が自分ひとりだけなら、このような交渉はできませんが…。 

⑧自分のスキルをアップさせる

スキルアップは、あなたの派遣社員としての価値を高めます。

ITスキルやタイピング能力、エクセル・アクセスなどのOAスキル、経理スキル、英語スキル、エンジニアスキルなどを磨くことで、平均時給額よりも高い時給での仕事紹介があったりするのです。

派遣会社からすると、2人の登録者が同じ仕事を応募した場合、希望時給額は同じでもスキルに差があれば、スキルが高い登録者に仕事を紹介したいと考えます。

スキルは高いに越したことはありませんので、より高時給を目指すならOAスキルの向上や資格の取得を検討してみましょう。

スキルアップした場合は、派遣会社への登録時のデータを更新してアピールする必要があります

データを更新すれば、これまで縁のなかった高時給の求人と巡り合えるかもしれません。
 

⑨希望勤務地を幅広くする

派遣の仕事は都市部に集中しています。

たとえ『スタッフサービス』のような大手派遣会社であっても、都市部から遠方になるほど求人数が少なくなります。

遠方エリアは、派遣会社が求人募集をしてもなかなか人選ができない、つまり人が見つからないということが起こります。

この問題を解消するために、派遣会社はどうするか?

時給を平均より高く設定するなどして、派遣登録者にアピールするのです。

そのため、登録時に希望勤務地を幅広くしておくと、派遣会社に時給を上げてもらえる可能性があります。

遠方の求人ほど人が集まりにくいことを頭に入れつつ、仕事紹介があった際には、提示された時給に+αしてもらえないかを交渉してみるとよいでしょう。

派遣会社の人選状況次第では、想像以上に時給がアップするかもしれませんよ! 

⑩時給の一部を交通費に割り当てる

直接的な時給アップとは異なりますが、手取り金額をアップすることはできます。

派遣社員に限らず、会社に所属する従事者は、働いた分から所得税が引かれます。

給料によって所得税額は異なり、高い給料ほど高い税金を納める必要があります。

あくまでも所得に対する税金であり、もし交通費を別途支給されるなら、その分には所得税がかかりません。

派遣社員は高い時給を期待できる反面、交通費は自己負担となるケースかほとんどです。

そこで、時給の一部を交通費に置き換えることにより、所得が低くなる分、所得税も低くなるのです。

交通費の交渉もしてくれる派遣会社もあるので、「どうしても交通費が欲しい!」という人は一回だけ交渉してみる価値はあります。

派遣会社に「時給を少し下げてもいいから、その分を交通費として支給してほしい」と交渉れば完璧です。

もちろん、派遣会社によってこの方法がOKかNGかは分かれます。

時給の一部を交通費に置き換えることが可能かどうかを派遣会社に相談してみましょう。 

⑪同じ派遣会社で長期的に働く

高い時給を求めて派遣会社を転々とすることもひとつの方法ですが、同じ派遣会社で長期的に働くと時給がアップしやすくなります。

その理由は「信頼できる派遣社員」と派遣会社が評価するからです。

途中解約などがなく、長期的に働いている実績のある派遣社員は、派遣会社も手放したくありません。

派遣先で契約満了となった場合、同じ派遣会社からの稼働実績から、仕事紹介を受けやすくなります。

そして、長期的に派遣先で働いていたということは、働いた当初より平均時給がアップしている可能性も高いのです。

派遣会社は次の仕事紹介時に前職同等の時給、もしくはさらに時給を上げて仕事紹介をする可能性が高くなります。

同じ派遣会社で長期的に働くことで、派遣会社からの信頼が生まれるため、高時給をキープしつつ時給アップのチャンスがあるということです。 

⑫時給アップのタイミングを計る

派遣先企業で働きながら、派遣会社に時給アップの交渉する時期を計ることは大切です。

ただやみくもに交渉すると、うまくいかないことがあるからです。 
では、どのタイミングで交渉すればいいの?
それは契約満了の2ヶ月前です!
派遣契約は短期のものでない限り、3ヶ月更新や6ヶ月更新が大半ですので、契約満了から2ヶ月前とイメージしましょう。

通常、契約満了の1ヶ月前に派遣会社から契約更新の意思確認が行われます。

その意思確認のときに、時給を上げてほしいと交渉しても遅いのです。

派遣会社は派遣先企業に時給アップの打診をする時間、派遣先が社内で時給アップを検討する時間など、1ヶ月前では時間が足りません。

その派遣社員の評価を適正に判断するために、時間に余裕をもって交渉する必要があるのです。

時給が高い求人が多い派遣会社2選

ここまで時給を上げるための交渉術をご紹介してきましたが、時給が高い求人がある派遣会社に登録するのも一つの手段です。

もし、派遣会社を切り替えてみようと思っている人は以下の2社に登録してみてもいいかもしれませんね!

スタッフサービス|日本一の求人数 

まず登録すべき大手派遣会社は、 『スタッフサービス』です。

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離職率が低い=派遣スタッフのフォローが長期的にできて、きめ細かい対応をしてくれる傾向にあります。

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また、「派遣会社チェキ!」には実際にテンプスタッフで働いた人からの口コミも数多く投稿されていますが、不満の口コミは他の派遣会社と比べるとかなり少ないのが特徴です。

派遣会社の社員が働きやすい会社という点、働いている派遣スタッフの満足度が高い点を考えると、登録しておいて損はありませんよ!

 

もし、まだ派遣会社選びに悩んでいる人は上記の『スタッフサービス』と『テンプスタッフ』に登録しておいて損はないでしょう。 

また時給も1,000円を超えるものがほとんどなのでチェックしてみてくださいね! 

まとめ|派遣社員が時給交渉に大切なこと

この記事では、派遣社員の時給アップ交渉について解説してきました。

簡単にまとめると、以下の通りです。

  • 就業前から時給交渉をしておく
    • 自分を営業する能力をつける
    • 同じ職場の派遣会社の相場時給を聞き出す
    • タイミングを計らう

満足できる時給は長く働いていくうえで、モチベーションを維持するために必要不可欠です。

よりよい派遣社員生活を送るためにも、どうすれば時給が上がるのかを常に意識しましょう。

時給交渉で重要なのは、相場などの知識があるかどうかです。

派遣会社任せにしていると、上げてほしいタイミングで上がりません。

派遣社員自身が時給を上げる方法やタイミングを理解していれば、時給は上がりやすくなりますよ。

アロテックネクスト アロテックネクスト

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