派遣保育士ってどうなの?派遣保育士のメリット・デメリット

派遣保育士ってどうなの?派遣保育士のメリット・デメリット

『出産をしたけれど今までのキャリアを捨てたくはない。』

『正社員になると自分の子供と一緒にいる時間が減るし、子育てとの両立が難しい。
でも、パートだと時給が安くて不満。』

もしそう考えている保育職のみなさん、それでは派遣として働いてみるのはいかがでしょうか。

今回は派遣保育士のメリット・デメリットをご紹介します。 

目次

 

派遣保育士は自由でオイシイ!?派遣保育士のメリット

派遣保育士のメリットはたくさんあります。
まずは、メリットからご紹介していきましょう。

働き方が選べる

希望の条件で働ける

例えば、介護中の人が遅番の夕方18時~20時のみ勤務、ワークライフバランスを重視したい人が週3日9時~17時で勤務することが可能です。

短期で働くことができる

年間を通して働くことが難しい人は7月から9月の3ヶ月限定で働くこともできます。

 

保育専門スタッフとして働くことができる

事務作業なし、担任業務なし

派遣社員は指揮命令者の指揮を持って仕事をします。そのため、担任業務はありません。

また、派遣保育士は正社員のように事務作業や会議、保護者の対応もありません。

保育士の仕事は好きだけど、事務や会議が嫌いだった人は保育士本来の仕事に集中ができるので、やりがいを持って仕事に打ち込むことができます。

さまざまな職場で保育専門スタッフ経験が積める

保育士の派遣先は公立保育園・幼稚園、私立保育園・幼稚園、認可・無認可保育園だけではなく、企業内保育園、院内保育園、認定保育室、幼児教室、学童保育など多くの派遣先があります。

今まで興味があったけれどチャレンジできなかった職場へ保育専門スタッフとして働くことが可能です。

残業が少ない

保育士専門スタッフで事務作業や担任業務がないので、自然と残業が少なくなります。

残業が少ないので家庭とのライフワークバランスを保つことができますし、保育士としてキャリアアップするための勉強や趣味に時間を割くことができます。

 

年収が高い

保育士年収
 ・時給1,000円~1,700円と高時給で働ける

パートに比べるとかなりの高時給で働くことができます。

求人によっては早出(7時~9時)の時間帯が割増賃金になる求人もありますし、多くの求人が交通費支給と好条件です。  

では、正社員の平均年収と派遣社員の年収を比較してみましょう。

ここで、派遣社員平均時給:1,296円をもとに年収を比較してみましょう。

※(「はたらこねっと 職種別平均時給1月 2018年」https://www.hatarako.net/contents/heikin_jikyu/)

【派遣社員】
※条件:週5日、8時間勤務、残業20時間/月。
年収:2,877,120円

【派遣社員:早出手当付】
※条件:週5日、8時間勤務(うち2時間は早出手当付)、残業20時間/月。
年収:3,032,640円

【正社員平均年収(女性)】
※条件:諸手当/残業代/賞与込み(厚生労働省「平成26年賃金構造基本統計調査」)
年収:3,142,200円

担任としての業務量と派遣社員の業務量を比較して考えると、仕事内容のわりに高時給といえるでしょう。

しかし「全然年収高くないじゃない!」と思いましたよね?

これは、あくまでも全国の平均時給です。

例えば、東京都内に限っていえば平均時給は1,498円になります。
※参考:「2018/2/23付日本経済新聞 朝刊」(https://www.nikkei.com/article/DGKKZO27261110S8A220C1QM8000/)

1,498円だと残業なしでも年収が2,876,160円になります。

時給と仕事内容とのバランスや、次の項目のようなプラスアルファを考慮していくと正社員の時よりも年収は高くなるので、よく求人の内容を検討しましょう。

遠方の派遣先を選ぶと住居・引っ越し支援付、住宅手当付求人がある

遠方で働きたい人は住居と引っ越し支援サービス付きの求人があります。

事務派遣では滅多にない、住居は家具家電付き、または住宅手当付の求人もあり、東京で働きたい、実家を出たい人には住むところも仕事も確保したうえで遠方に住むことができるので至れり尽くせりといえます。

昼食が安く食べられる、交通費支給

保育園が職場であるため、1食200円で昼食が食べられる求人があります。

さらに、こちらも事務派遣にはない、交通費支給の求人が多くあるのが派遣保育士の特徴です。

時給で働くからこそ、支出を抑えたい昼食費や交通費をカバーしてくれるのはうれしいメリットです。

働いた分はきちんと支給/サービス残業なし

正社員だと残業をしても残業代を申請できないことがありますが、派遣はタイムシート管理のため、働いた分はきちんと時給が支給されます。

もし、派遣先からサービス残業を強要されたら派遣会社へ連絡してください。

派遣会社は保育士さんが働いた分が会社の利益になるため、きちんと派遣会社を説得して残業代を支給してもらえるように働きかけてくれます。 

 

派遣会社のフォローがある

派遣会社に相談できる

前にも述べましたが派遣先からサービス残業を強要されたり、契約にない仕事をお願いされた時は派遣会社へ相談すれば、派遣先と交渉してくれます。

他にもキャリアプランを相談したり、職場での人間関係を相談できるのが派遣社員の強みでしょう。

正社員登用のチャンスを探ってくれる

短期間でも個人の能力はわかります。
コミュニケーション能力が高く、保育士としての働きが認められれば派遣会社を通じて「直接雇用で働かないか」というスカウトされることがあります。

また、自分がこの園で正社員として働きたいと思ったら、派遣会社に相談をすれば一般派遣から紹介予定派遣へ切り替えができないか、正社員登用のチャンスを探ってくれます。 

 

その他のメリット

人間関係がドライ

雇用期間に期限がある派遣社員という身分であることから、他の社員の人と一線を引いてビジネスライクで接することができます。

正社員で転職した場合は人間関係がドロドロしていて幻滅しても、すぐに辞めることが出来ません。

しかし、派遣社員の場合は、最初の契約はトライアルとして短期契約にしています。このトライアル期間で職場を観察して「合わない」と思ったら契約を更新しなければいいのです。

派遣ならブランクOK、未経験OKの求人が多い

派遣保育士の場合、保育士の資格がなくても応募できる求人が多くあります。

そのため保育士資格があれば、ブランクが長くても保育士の実務経験がなくても応募できる求人が多くあるため、派遣で経験を積んで正社員として転職活動を行なうことが可能になります。

 

短期間で子供達と別れないといけない!?派遣保育士のデメリット

派遣保育士
ここまで読んで「保育士として派遣で働くのもいいな」と思っている人もいるでしょう。

しかし、デメリットもあります。
自分の働き方と条件が合うのかしっかり見極めましょう。

雇用期間が最大3年

雇用が不安定

派遣は即戦力が求められるため、なかなか仕事を覚えなかったりテキパキ働けないと長期契約の予定だったのに、トライアルで契約終了になることがあります。

また、長期といっても最大3年しか働けないため、短い期間で親しくなった子供達と別れなければなりません。

園の都合で派遣切りにあうかも?

園の運営状況が悪いと人件費から削減されるため、いきなり「次回の契約更新はありません。」と告げられることがあります。

順応性が低いと厳しい

派遣先が変わる度に仕事の手順を覚えなければなりません。同じ保育士でも園の方針により子供への接し方や教育方法はそれぞれ異なります。

順応性が高い人は、すぐに対応できますが順応性が低いと正社員の保育士に何度も注意を受けることになり、仕事に行くのが辛くなるかも知れません。

 

希望に合う求人が少ない

就業条件にこだわると仕事が見つからない

派遣会社に登録する時に仕事内容、勤務時間、勤務日数、残業の有無、時給、勤務地などの条件を聞かれます。

「自宅から近い、時給が高い、勤務時間が短い、仕事がラク・・・。」などと言っているといつまで経っても仕事は見つかりません。

エリアを狭くすると応募できる求人が少ない

保育園や託児所などは企業と違い、決められた範囲に1~2カ所程度しかありません。

大都市で認可にこだわらなければ、5~6カ所あるかも知れませんが地方によっては「自宅近くで」と希望すると求人が少なくなるでしょう。

また、近くに保育園があっても派遣ではなくパートしか募集していないこともあります。

経験のある園での仕事を紹介される

派遣社員には即戦力を求められることが多いので、経験のある園での仕事を紹介されることが多くなります。

院内保育や企業内保育園は数が少ないうえ、未経験OKの仕事はタイミング勝負なので求人サイトをこまめにチェックしなければなりません。

 

人間関係が難しい

情報共有が難しい

派遣保育士は会議へ参加できないことから、会議で決まったことを教えてもらえないことがあります。

面倒見の良い人がいれば教えてもらえますが、派遣保育士を気にかけない園では自分から積極的に質問しないと「この前の会議で決まったのよ。知らなかったの?」と言われることになります。

疎外感を感じる

正社員同士で固まって飲み会に行ったり、休憩時間に距離をおかれていると感じることがあるかも知れません。

そこは自分で「契約期間が決まってるし、ドロドロの人間関係に巻き込まれるよりマシ」と割り切りましょう。

真面目に仕事に取り組めば、見ていてくれる人は必ず味方になってくれます。

派遣保育士は意見しにくい

「もっと効率の良い方法があるのに」と思っても派遣保育士はアシスタント的なポジションなので、なかなか意見を言いにくい立場にあります。

今まで担任として中心的な役割を担ってきた人は、物足りなさを感じるかも知れません。 

ここで注意したいのが1人保育士状態です。

1人保育士状態を任されそうになったら「私は派遣社員なので、誰かもう1人居てください」とお願いしましょう。

1人保育士は派遣社員には責任が重すぎるため、事前に派遣会社に「1人保育士状態になることはありますか?もし、1人保育士状態を任されたらどうすればいいですか?」と確認しておきましょう。

 

賞与なし福利厚生が不十分

福利厚生にバラツキがある

保育士専門の派遣会社は新しい会社が多いので、派遣会社により福利厚生や健康保険料にバラツキがあります。

良い求人があったからとすぐに派遣登録をせず、健康保険料や福利厚生を確認してから派遣会社に登録しましょう。

賞与なし、昇給なし

派遣は時給で働くため賞与はありません。

また、派遣会社によっては長く勤務すると時給が10円アップすることがありますが、滅多にないので、時給をアップさせたかったら時給の高い求人へ働き場所を変えるしかありません。

 

その他のデメリット

キャリアアップが難しい

担任業務がない、事務作業がないというメリットの反面、それらの経験をむことができないので、キャリアアップができません。

保育の経験は積めますが、求人によっては「ピアノなし」といった保育に関わる業務にタッチできないこともあるので、自分がどの方向性で伸びていきたいのか見極めて仕事を選びましょう。

社会的信用が低い

派遣社員だと住宅ローンが組めない、一部のクレジットカードの審査が通らないことがあります。

また、結婚を考えた時に「派遣社員で大丈夫?」と相手の両親が難色を示す可能性もあります。

 

まとめ

いかがでしたか?
今回ご紹介した内容を派遣保育士に向いている人と、向いていない人にまとめてみました。 

派遣保育士に向いている人
・環境が変わってもすぐに適応できる人
・実家を出たい人や遠方で働きたい人
・仕事内容より年収が高いことを優先する人
・ブランクのある人、実務経験のない人
派遣保育士に向いていない人
・順応性が低い人
・年収より腰を落ち着けて働きたい人
・自宅の近くで働きたい人
・担任をやりたい人

派遣社員で働くことを前向きに検討する人は、今後どのような保育士を目指したいのか、どのような経験を積みたいのかを明確にして派遣会社へ行くと、理想通りのお仕事が見つかります。

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