派遣の登録で経歴はごまかせる?!バレなきゃOK?!

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最終更新日:2020/05/07

「派遣の登録って、会社に応募するわけじゃないし適当でいいよね?」
なんて思っている人も登録に来た際には、記入する項目欄の多さに驚くでしょう。

できるだけたくさんの情報を登録者から引き出し、就業に結び付けたいという思いからと、マッチングを意識しているからこその、最初のセレモニーなのです。

そんな登録の際に自分を良く見せたいがために、「つい嘘を書いてしまった」「仕事が欲しいから出来心でやってしまった」など、誰しもが出来心はあるかと思われます。

 

しかしながら、経歴をごまかすことは詐欺になり、立派な犯罪として認識されています。

派遣登録はこんな詐称行為はNGです!

 

◆実は高卒でした!学歴詐称

大学を中退した場合は、一つ前の学歴である高等学校が最終学歴です。しかし、卒業したこととして勝手に自分で設定を変えて、いつの間にか大卒者になっている事があります。

派遣会社では、卒業証明書の要請までは行わないことがほとんどなので、確認することがほとんどありません。本人から発信される情報を信じるしかないのが現状と言えます。

 

しかしながら、同じ学校の卒業生が派遣会社に勤務していたという、ピンポイントで運が悪かったときのことも想定しておきましょう。

 

◆実は半年しか勤めていませんでした!職歴詐称

派遣会社の登録の際に、一番慎重に確認作業が行われるのが、職歴なんです。

ここを丁寧に掘り起こすことで、ミスマッチングを防ぎ、長期的な就業に結び付けられることから、派遣会社側もほんの少しの情報でも丁寧に聞きだしてきます。

職歴詐称で良く見られる具体的な事例は、半年しか勤務していないのに1年間勤務していた、アルバイト雇用なのに正社員雇用だった等が挙げられます。少しでも有利な状況に、自分を誇張しておきたい心情が見えてきます。

 

派遣会社を相手に、就業に関することをごまかせるという意識こそがそもそもの間違いなんです。想像以上のクライアント数を抱えている派遣会社です。あなたがいくら勤務年数をごまかしたところで情報はかなりの速さで、派遣会社に確認されてしまうことを覚悟しておきましょう。

 

◆実は3歳サバをよんでいました!年齢詐称

見た目が若いから大丈夫だろう、という問題ではありません。労働者派遣法により一定の年齢になると、派遣先に年齢を通告しなければなりません。 さらに、登録時に身分証明書を提示しなければいけないので、運転免許証か健康保険証にて年齢の確認は必ず行われます。

登録シートや履歴書にサバをよんで記入していても、派遣会社から指摘されるまでシラを切り通すことも時間の問題だということになります。

 

その辺りもふまえて、派遣会社側も怪しいと感じた時には、それとなく干支の話をしてみたり、同年代のコーディネーターに同席してもらい確認をします。

 

詐称行為が見つかった場合はどうなるの?

 

◆当然のことですが、契約は終了になります

上記のことから、派遣会社のチェックをスルーできても、派遣先の企業からの指摘によって発覚する場合も多いと言えます。そうなった場合は、容赦なく「即、契約終了」になる可能性が高いです。

派遣会社としても営業料金の問題や基本契約を交わしているので、終了という最悪の事態は、なんとしても避けたいところですが、詐称問題は助けようがないと言うのが本音でしょうか。

 

◆悪質なものだと経歴詐称で訴えられます

派遣先からの通報で発覚しますが、中には他人に成りすましたり、兄弟の名前を語っていたりする非常に悪質な詐称も挙げられます。 そのような時は、経歴詐称で訴えられることも視野にいれておきましょう。

そうなったときには、派遣会社はいくら管理義務があろうがスタッフ個人と派遣先の問題なので、介入することは難しい状況です。平たく言えば、後ろ盾は無いということです。

 

◆派遣会社の独自ルートで身辺調査する

もちろん人材派遣会社なので、独自のルートを使い調査をすることは簡単に出来ます。

派遣業界にも人材のブラック登録が存在するので、間違いなくそこに掲載してしまうでしょう。情報共有しながら共存している業界なので、同業他社とも意外なことに繋がっていることが多いのです。

さらには、派遣スタッフ同士のトラブルから発覚することも多々あるので、仲裁に入った時にそれとなく聞き出すこともあります。

 

まとめ

 

派遣会社は労働者派遣法という法律で成り立っている業界なので、規則(法律)はきっちりと守りながら業務を遂行しているのです。

このことから、派遣登録の際にスタッフが経歴詐称する行為を、派遣会社では当たり前のように厳しくチェックをしています。

年間のべ何千人という登録者を相手に、カウンセリングを行っているコーディネーターを相手にすれば、見破られないという自信も霞んでいくのではないでしょうか。

 

自分自身の情報をごまかして登録をしても、良い結果にはなりません。

どうせ同じ働くならば、ばれやしないかハラハラしながら勤めるよりは、良い汗を流し、晴れ晴れと就業するほうが人間らしく健康的です。自分を偽って良いところを見せようとしても、内面的なことは見る人が見ればわかってしまうので絶対に隠しきれないのです。

 

アロテックネクスト アロテックネクスト

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