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派遣は面接が禁止なはずなのに、なぜ『合否』が存在するのか?

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派遣社員にとって、顔合わせは誰しも経験があるかと思います。
そもそも顔合わせって何?これって面接じゃない?と疑問に思われた方も多いのではないでしょうか。

実は、派遣では面接が禁止とされていることはご存じでしょうか?

では、なぜ面接が禁止の中で、合否が存在するのか?といったことを含めて、今回は、派遣での面接禁止の背景からその実態や裏側まで、わかりやすく解説します。

業界人

派遣社員が知らないことが派遣にはたくさん溢れておるのじゃ。
知識をつけることは決して損にはならんぞ!


なぜ派遣では面接が禁止なの?

業界人

「面接禁止」っていっても、誰が言ってるの?契約外の業務はしませんって決めてても守らない職場はたくさんあるし、「禁止」って信用できないですよね……

業界人

「面接禁止」は国が決めた法律で決まっているんじゃ!だから違反したら、厳し~い罰則があるんじゃが……



■法律で決まっている「面接禁止」


派遣社員のみなさんの働き方に関係する、労働者派遣法(以下派遣法)といった法律があります。日々の業務に追われ意識することはないかと思いますが、派遣社員はその派遣法に基づき、日々働いているのです。

今回のテーマで言うと、派遣法上、「派遣先は派遣社員の面接行為(特定行為)を禁止する」となっています。

その理由は、派遣社員は派遣会社に雇われているから。みなさんは、派遣先の企業から直接雇用されているわけではないですよね?

派遣先は、派遣会社から「業務の提供」を受けているだけなのです。

なので、派遣会社は面接をしても何の問題もありません。実質は、初回の登録面談会がそれにあたりますね。全く知らない人を雇用し、給料を払うことは誰だってしません。なので派遣会社は初回面談で様々なことをみなさんに質問するのです。

一方で、派遣先企業は、派遣された派遣社員による「業務の提供」に対価を支払う立場であるだけ。なので、派遣社員を選ぶことはできません。……と、いうのが、法律での話なんです。

業界人

派遣社員に面接ができるのは、派遣会社だけです。雇用主が派遣社員のことを何も知らないなんておかしいですもの。

業界人

派遣先の面接ってダメだったんだ!派遣法か…知らないことだらけですね。



■NGな”面接行為”って、何?


一度考えてみてください。あなたが派遣先との顔合わせ(働く前に派遣先に訪れたとき)の際、履歴書を持っていったことはないはずです。

なぜ履歴書が不要なのか。
それは、履歴書などを元に合否を決めると、禁止されている「面接行為」にあたるからです。

履歴書には学歴や職務経歴など、個人情報が記載されています。

そういった履歴書にあるような、氏名や性別など、派遣社員個人についての情報を知らずままに派遣を受け入れるべき……というのが、法律で決められている”派遣”なんですね。

ちなみに、面接行為とは、個人の職務経歴や人柄(性格)で合否を判断することを意味します。

なので顔合わせは履歴書も持参しない単なる”面談”…本来そこには合否はないはずなのです。

業界人

たしかに履歴書なんか派遣先に持っていったことないですね!深く考えたことなかったけど、それにはしっかりと理由があることがわかりました。



■結局、顔合わせって何?


派遣では面接行為が禁止ということを理解できたかと思います。では結局、「顔合わせ」とは何なのか。お話していきます。

顔合わせとは、働く前に派遣先と派遣社員が面談すること、です。面接ではないので、法律では禁止されていません。

なぜ面談ならOKなのか。それは、お互い顔合わせせずに業務がスタートするには不便なことが多いので、顔合わせまで法では縛っていないんです。

顔合わせでは、業務をはじめるにあたって2つの問題を解消できます。

一つは、派遣先の準備。就業初日に名前もわからない、男性か女性かもわからないなどといったことを避け、事前に社内で派遣社員のことを周知するなどが必要ですよね。それは、派遣先が派遣社員に対する配慮と考えてよいでしょう。

もう一つは、派遣社員の準備。みなさんも派遣先と同様に、派遣先の所在地や仕事内容、就業初日は何時頃に出勤するかなどを事前に把握する必要がありますよね。派遣社員の不安を解消するための配慮と考えてよいでしょう。

みなさんは気づかれましたか?
本来は「合否」なんてものは存在しないということに。

派遣先には合否の権限はありません。 派遣会社が派遣社員を顔合わせに連れてきた時点で、派遣社員が嫌と言わない限り、派遣先で働くことは決まっている!……はずなのです。

業界人

顔合わせには、本来合否はありません。現実とはほど遠い話ですが…


さまざまな目線で紐解く、顔合わせの実態

ここまでのご説明は、あくまでも法律上や、それぞれの立場でのタテマエの話。

「顔合わせの実態」について、派遣先企業、派遣会社、派遣社員のみなさん目線で解説していきましょう。



■派遣先の考え方


ずはり、ほとんどの派遣先企業では、「顔合わせ=面接」という解釈です。なので当たり前に合否を決めるつもりで、顔合わせをしています。

現実的には、面接がダメって知らない派遣先だってたくさんあります。一昔前なんて、派遣社員の履歴書すら顔合わせ前にやりとりしてた企業だってたくさんあるぐらいです。

派遣会社から理想とぴったりの派遣社員を紹介されるとも限らないので、「顔合わせで採用するかどうか決めたい」というのが派遣先企業の本音

極端なたとえ話ですが、派遣先は女性の派遣社員をイメージしていたとします。しかし、派遣会社が男性の派遣社員を顔合わせに連れていったとしても、派遣先は受け入れないといけないのです。あくまでも、派遣法上の話ですが……

複数の派遣社員と顔合わせする中で、顔がいい・年齢が若い人から選びたい、なんてことを考えている派遣先だって、もちろんあります。

真面目な派遣先だって、派遣社員の職務経歴や人柄などから、職場のカラーに合いそうな派遣社員のほうが良いに決まっています。

ほとんどの派遣先企業では、「顔合わせ=面接」という解釈で来社する派遣社員と接しているんです。

業界人

ロボットじゃないですもんね。私だって、私以外の派遣社員や職場の方がどんな人なんだろうって気になりますし。

業界人

その通り!派遣法を徹底的に遵守し続ける派遣先は皆無に等しいでしょう。



■派遣会社の考え方


派遣会社も派遣先と一緒であんまり法律を知らない?って思われるかもしれませんが、面接行為が禁止とされていることを把握したうえで、派遣先の合否があることは理解しています。

逆に、この「面接禁止」の派遣法を徹底的に遵守する派遣会社があったとすると、この先やっていくことはできないかと思います。

そんなガチガチに縛られた派遣会社って、派遣先企業にとってメリットがないですよね?
そこから無理して派遣社員を雇わなくても、「顔合わせ(面接)」をしてくれる派遣会社はたーくさん、あるんですから。

では、派遣会社は、どうやってこの現状に対応しているのでしょうか。

派遣会社

まずは派遣先が求めている人物像を把握するために、求人内容や職場の雰囲気などを事細かく把握することに努めています。もちろん、その裏には「合否」が存在することがわかっているからです。

情報把握したうえで派遣社員を顔合わせに連れていきますが、そのあと派遣先から合否がつきつけられるわけです。しかし、派遣社員には、「顔合わせの結果、合格でした。」や「顔合わせの結果、不合格でした。」などとは伝えません。

そのように伝えると「面接行為の結果」となってしまい、明らかな法律違反になってしまうからです。

伝え方の例として、「今回は御縁がなかったようです…」や「求人自体が保留になってしまって…」などとうまくやんわりと伝える必要があります。もしかしてそういった言葉を担当者から聞いたことのある派遣社員のみなさんも、いらっしゃるのではないでしょうか。

業界人

実は昔は、派遣会社と派遣先の関係はもっとゆるやかで、「付き合いのある企業から派遣を優先して受け入れる」、なんてこともありました。

なのでこういった合否をやんわりと伝えることも少なかったのですが……

たくさんの派遣会社の中から選んでもらうために「ぜひうちの派遣社員を!」と、売り込む必要がある、派遣会社。

顔合わせ=実質は面接で、合格してもらえるように、事前にきちんと派遣社員に派遣先の情報や顔合わせのアドバイスをするなど事前準備は怠ってはいられない!というのが現状です。

業界人

派遣法を理解しているがうえ、派遣会社は辛い立場なんじゃ。だからこそ味方につけて「自分はこういう職場で活躍できます」「●●が得意です」ってアピールして認識してもらえると、合う職場を紹介してくれるぞ!!

業界人

顔合わせに対する派遣会社の考え方がわかりました。過去にやんわり断られた時の記憶も蘇ってきましたが……




■派遣社員の考え方


派遣先と派遣会社の考え方は理解できたかと思います。
では、みなさんは顔合わせについて、どのような位置づけで考えていらっしゃいますか?

実際に、派遣社員として働くみなさんは、単なる顔合わせという感覚はなく「面接」ととらえている方がほとんどですよね。

実際に、顔合わせに行ったことのある派遣社員ならわかるはずです。顔合わせ時に、派遣先の面談担当者から面接に近い質問などをされた経験はありませんか?

例えば、「ここまでの通勤時間はどれぐらいですか?」や「前職ではどのような仕事をされてきましたか?」などといった質問をされたことはあるはずです。

これは、実は面接行為ですが、派遣社員から「これは面接行為にあたるため、私は答えません。」なんて言えないですよね。

このように、派遣先・派遣会社・派遣社員の3者間で顔合わせという名目のもと、その裏側では面接が行われているのが現状です。

ちなみに……こうした状況下ですので、みなさん派遣社員側から顔合わせ後に「断りたい」と思った方も、実際に派遣会社を通して断ったご経験のある方も、あるのではないでしょうか。

もちろん断る権利はあるのですが、派遣会社の担当者からの印象が悪くなり、次の派遣先を紹介してくれなくなるリスクが高まる、というのが現実的な結果です。

だから、「顔合わせはほとんど面接!決める前に慎重に判断する!」というつもりで挑むのがいいでしょう。

業界人

派遣社員が派遣先のことを知りたがるのと一緒で、派遣先も派遣社員のことを知っておくことは大切です。だから結局、顔合わせ面談で合否が決まる現状なんですね。

業界人

3者間で同じような考え方なので成立しているのですね。



派遣会社をよりうまく活用する方法

法律に反していようとも「顔合わせで合否が決まる」という事実は変わりません。なのでそれを踏まえて、派遣会社をどう活用するかを考えるのが、いまできること。

派遣会社の活用方法をお教えしていきましょう!



■複数の派遣会社を活用


派遣会社は、日本全国で 81,530もの事業所があります。言うまでもありませんが、すべての派遣会社に登録することは不可能です。

しかし、大手派遣会社1社だけでも膨大な求人数があるから安心!というものではありません。

解説したとおり、顔合わせには合否がつきものですから。

派遣先に何度顔合わせしても、働くことができない方だってたくさんいます。派遣会社の担当者の腕がわるく、ミスマッチな派遣先ばかり紹介されることもあるでしょう。

リスクを少しでも軽減するために、3~5社程度派遣会社に登録することをおすすめします。

業界人

自分に合った派遣会社は1社とは限らんぞ!複数の派遣会社に登録している派遣社員がほとんどじゃ。



■自分のスキルアップ

顔合わせに合否が付き物である以上、複数の派遣会社に登録すること以外に、自分の価値を高めるためにスキルアップすることをおすすめします。

職務経歴は変えることができませんので、簿記検定や秘書検定などの資格取得を目指すなどで自分の価値を高め、派遣会社から選ばれる派遣社員となってください。

業界人

スキルアップの目標を立て、派遣会社や派遣先から選ばれる派遣社員になりたいと思います!

業界人

派遣会社の登録者数は派遣求人数よりも多いはずです。スキルアップであなたの価値を高めることは良いことです。



まとめ

顔合わせと合否の関係は、今後も続いていくでしょう。派遣社員で働く以上、顔合わせ後の合否は付き物、と割り切るしかありません。派遣法よりも今の現状に目を向け、派遣社員として精一杯活躍してください。

法律遵守をうったえることは、なかなか、いち派遣社員ではできません。派遣法よりも今の現状に目を向け、派遣社員として精一杯活躍してください。

しかし、派遣先や派遣会社の顔合わせに対する考え方を理解し、派遣会社選び・スキルアップなどで活躍できる派遣社員になる土台を作るのは、あなた自身がすぐにできること。

派遣法よりも今の現状に目を向け、派遣社員として精一杯活躍してください。

業界人

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